ガソリン以外でも走れるスズキのバイク?「ジクサーSF250 FFV」を披露! 環境に配慮した「FFV」の特徴とは? JMS2025で展示
スズキは、2025年10月30日から11月9日にかけて東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show 2025」で「ジクサーSF250 FFV」を参考出展します。
ガソリンでの走行も可能な「FFV」
スズキは、2025年10月30日から11月9日にかけて東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー) 2025」で「ジクサーSF250 FFV」を参考出展します。
スズキは、CO2削減に貢献する新たな取り組みとして、フレックス燃料車(FFV)である同モデルを2025年5月21日から23日に開催された「人とくるまのテクノロジー展」にて日本で初めて公開しました。

ジクサーSF250 FFVは、トウモロコシやサトウキビを原料とするバイオエタノールを最大85%まで混合した燃料で走行できることが大きな特徴です。
植物由来のバイオエタノール燃料は、従来の化石燃料と比較してCO2排出量の削減に効果があるとされ、ブラジルなど一部の国では1930年代から利用されてきた歴史があります。
しかし、ガソリンに比べて高濃度のエタノール燃料は、金属部品の腐食やサビ、さらには燃焼室周辺の摩耗を引き起こす可能性があるという課題も抱えています。
そのため、すでにインド市場で販売されているジクサーSF250 FFVでは、特別な対策が施されています。具体的には、ピストンリングやバルブ周り、燃料ライン、ポンプなどにガソリン仕様車とは異なる材質や表面処理を採用しています。同時に、エンジンコントロールユニット(ECU)をはじめとする電装部品も変更することで、エタノール燃料に対応させています。
ベースとなっているのは日本にも導入されているジクサーSF250で、フレックス燃料車という名の通り、バイオエタノール混合燃料だけでなく、ガソリンでの走行も可能です。
日本国内では、経済産業省が2025年5月に、2028年度から一部地域でバイオエタノールをガソリンに最大10%混合した燃料を先行導入する方針を発表したことから、今後こうしたフレックス燃料車への関心が高まることが予想されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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