新車約360万円! 「新ハリアーev」がスゴい! X形状のフロントマスクに高性能ユニット搭載! 「ブーストモード」で爆速可能なインド・タタの「ミドルサイズSUV」とは!
タタモーターズは2025年6月、電動SUV「ハリアー.ev」を発表しました。トヨタの高級SUV「ハリアー」と同名ですが、タタのハリアー.evとはどのようなモデルなのでしょうか。
「ブーストモード」で爆速可能!
「ハリアー」といえばトヨタが1997年から販売している高級SUVです。
2025年6月には一部改良モデルが発表されて話題になりましたが、実は同じタイミングで「ハリアー.ev」の発表もありました。
しかし、このハリアー.evはトヨタではなく、インドのタタモーターズ製のクルマ。一体どのようなクルマなのでしょうか。

ハリアー.evは、インドのタタモーターズが2025年7月2日に予約を開始したSUVタイプのEVです。
ハリアーといえば、前述のようにトヨタの人気SUVですが、実はタタモーターズでも同じ名前の「ハリアー」を2019年1月に発売しています。
もちろんタタ版のハリアーはタタモーターズ独自の車両で、トヨタおよびトヨタ製のハリアーとは一切関係はありません。
ボディサイズは全長4598mm×全幅1894mm×全高1706mmと、トヨタのハリアーと同じミドルクラスサイズです。
エクステリアは細長いヘッドライトを備えたX形状のフロントマスクが特徴。張り出したフェンダーやスキッドプレートが力強い雰囲気を醸し出しています。
エンジンは2リッターのディーゼルターボ。最高出力は170馬力で、6速ATまたは6速MTと組み合わせています。
2023年にはエクステリア・インテリアを変更したマイナーチェンジモデルをリリースしたのですが、今回新たに登場したハリアー.evは、すでに販売されているディーゼルターボエンジン搭載のハリアーのEV版。
2023年に初公開され、2025年1月にインドで開催されたモーターショー「バーラト・モビリティー・グローバル・エキスポ2025」で登場し、話題となりました。
ハリアー.evのボディには、ジャガー・ランドローバーと共同で開発した新世代プラットフォーム「D8」を採用。サイズは全長4605mm×全幅2132mm×全高1740mmとEV化にあたり若干サイズアップしています。
フロントに158馬力、リアに238馬力を発揮するデュアルモーターを搭載しており、システム最大トルクは504Nm。0-100km/h加速は6.3秒と鋭い加速力を発揮します。駆動方式は4WDのみです。
走行モードは路面の応じた6つのモードの切り替え機能を有しているほか、一時的にトルクとパワーを爆発的に発揮するブーストモードや、自動駐車機能の「e-バレット」、レベル2の運転支援機能なども搭載。優れた走行性能と機能を持つ一台となっています。
インドでの価格は21万4900ルピー、日本円で約360万円となっており、性能を考えると安いといえます。
とはいえ、日本で販売される可能性は低いでしょうが、万が一、日本上陸となった場合、車名の変更は必至でしょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。





















































