スズキ新型「ちいさなSUV」発売! 最上級より「34万円オトク」&「リッター約23キロ」の低燃費が魅力! “メーカー初採用”の装備もあるシンプル仕様! 「クロスビー」最安モデルとは?
2025年10月2日にスズキ「クロスビー」のビックマイナーチェンジモデルが発売されました。なかでも最も安く購入できるグレードは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
大刷新された新型の最安グレードとは?
スズキは2025年10月2日、コンパクトSUV「クロスビー」のビッグマイナーチェンジモデルを発表し、同日より発売しました。
内外装からパワートレインまで全面的な進化を遂げた同車ですが、なかでも最も手頃な価格で購入できるエントリーグレードは、どのような仕様なのでしょうか。

クロスビーは、2017年12月に初登場したコンパクトSUVです。軽乗用車「ハスラー」にも通じる個性的で親しみやすいデザインを特徴とし、ワゴンの使い勝手とSUVの力強さを融合させたモデルとして人気を集めています。
2025年10月2日に実施された今回のビッグマイナーチェンジでは、まるでフルモデルチェンジのような大幅な進化を遂げました。
外観はよりタフでSUVらしいスタイルへと刷新され、内装も質感を高めた仕上がりに。さらに、先進安全装備には最新技術が採用されています。
エンジンは従来の1リッターターボから1.2リッター自然吸気へ変更され、燃費性能が大幅に向上しました。
パワーユニットはコンパクトカー「スイフト」や「ソリオ」と同型のものを搭載しています。
そんな新型クロスビーのなかでも最もリーズナブルなグレードが「HYBRID MX 2WD CVT」です。
ボディサイズは全グレード共通で、全長3760mm×全幅1670mm×全高1705mm、ホイールベースは2435mm、最低地上高は180mmとなっています。
タイヤは16インチを装着し、エントリーモデルのHYBRID MXではフォグランプが非装備。
アルミホイールの設定もなく、スチールホイールにフルホイールキャップを組み合わせています。
ボディカラーはモノトーン4色、ツートーン9色の豊富なカラーバリエーションを用意。
内装にはブラウンステッチを施した撥水ファブリックシートを採用しています。
室内はコンパクトなボディながら、室内長2165mmを確保し、広々とした空間を実現。
後席は前後165mmのスライドとリクライニング機能を備え、快適性を高めています。
ステアリングホイールとシフトノブはウレタン製で、上位グレードにあるメッキやシルバー加飾は省かれています。
走行関係では、2WDモデルにはスポーツモード、スノーモード、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールが非搭載。
また、ステアリングヒーターやパドルシフトも装備されていません。
メーターはスズキ車として国内初となる7インチカラーディスプレイを採用。
パーキングブレーキはHYBRID MXでは足踏み式(フットパーキングブレーキ)を採用し、上位グレードとの違いとして電動パーキングブレーキ+ホールド機能が省かれています。
標準装備の先進安全技術「スズキ セーフティ サポート」には、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」をはじめ、「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」や「車線維持支援機能」などを搭載しています。
パワートレインは1.2リッター自然吸気直列3気筒エンジンにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドを採用。
トランスミッションは従来の6速ATからCVTへと変更され、駆動方式はFF(2WD)。燃費はWLTCモードで22.8km/Lを実現しています。
なお、HYBRID MX 2WD CVTの価格(消費税込み)は215万7100円。一方、最上級グレードとなる「HYBRID MZ 4WD CVT」は250万300円で、その差は34万3200円となっています。
Writer: 山城颯太
理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。




































































