トヨタの「“2階建て”軽トラ!?」実車公開! PIXISトラックで「大人4人“寝られる”」!? 上下で開く「ポップアップ屋根」がスゴいMYSミスティックの新型軽キャンパー「Mini POP Flyer」に注目
MYSミスティックが、トヨタ「ピクシストラック」をベースにした軽キャンピングカーを「名古屋キャンピングカーフェア2025 AUTUMN」で実車展示しました。どのようなクルマなのでしょうか。
トヨタの軽トラが「4人乗り」キャンピングカーに大変身!
MYSミスティックは、2025年9月20日から21日にポートメッセなごや(愛知県名古屋市)で行われたキャンピングカーイベント「名古屋キャンピングカーフェア2025 AUTUMN」にブースを出展しました。
同ブースでは、トヨタ「ピクシストラック」をベースにした新型モデルの「Mini POP Flyer(ミニポップフライヤー)」が実車展示され、注目を集めています。

山梨県韮崎市に本社を構えるMYSミスティックは、キャンピングカー製造を30年以上行っている。「安全・安心な車輛」の製造を常に心がけ、多数のキャブコンやトラキャン、軽キャンパーなどを手掛けています。
Mini POP Flyerのベースになっているのはトヨタ「ピクシストラック」。ダイハツ「ハイゼットトラック」のOEM車両であり、基本的な構造を共有しています。
パワーユニットには最大46馬力、最大トルク6.1kgf-mを出力する直列3気筒エンジンに、CVTもしくは5速マニュアルトランスミッションの組み合わせを採用。駆動方式は2WDと4WDが選択できます。
Mini POP Flyerではそのピクシストラックを大きく改造しました。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1990mm。乗車定員・就寝定員は共に4人(大人2人・子供2人)となっています。
外観で一番目を引くのは、運転席から後部客室にまで広がるポップアップルーフでしょう。こちらは斜め上ではなく、真上にそのまま持ち上がるタイプになっており、展開するとミニバンを思わせるシルエットに変化します。
また通常走行時は一般の軽トラとほとんど変わらない全高となり、黄色いナンバーの軽規格にもしっかりと収まります。
インテリアは、ウッド調のナチュラルなデザインで統一しています。
ポップアップルーフを展開したときの室内高は1890mmにもなり、大人が立って歩けるほどです。また、運転席側上部も拡張され、ベッドとして活用できます。
展示車は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー標準装備の「リミテッドパッケージ」仕様で、12Vクーラーや200Wのソーラーシステム、FFヒーター、1500Wのインバーターが備わるほか、運転席・助手席にはレカロ製シートまで備わる贅沢な仕様となっています。
さらに、給水・排水タンクやアクリル2重窓、外部電源取入口やUSBソケットなども標準装備としています。
今回展示していたMini POP Flyerの価格(消費税込み)は550万円です。
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会場のスタッフに魅力を聞くと「やはり真上に上がるポップアップルーフでしょう。
通常は斜めに開く三角形のポップアップルーフが多い中、単なる物珍しさだけではなく、展開した時の室内の広さや解放感が断然違います」
またポップアップルーフ自体も電動式になったため使いやすさもアップしており、その点も人気を集めているとのことでした。
Writer: 鈴木伊玖馬
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。







































































