「青信号だと思った」ロシア国籍・職業不詳の男が赤信号無視で逮捕! なんと無免許運転も!“やりたい放題”の行為に厳しい声

2025年9月末、北海道にて乗用車で信号無視をしたロシア国籍の職業不詳の男(53歳)が現行犯逮捕されました。免許は2ヶ月前に失効しており、文字通りの無法な行為にインターネット上では厳しい声があがっています。

ネット上では「事故が起きたらどうするんだ」「外免切替では?」などの声も

 北海道小樽市においてロシア国籍の職業不詳の男が乗用車で信号無視をして現行犯逮捕されました。

 この男は無免許運転もしていたとみられ、インターネット上では批判の声が多く寄せられています。

ロシア国籍の男が無免許運転の上、信号無視で逮捕される事案が発生(画像はイメージ、’90 Bantam / PIXTA)
ロシア国籍の男が無免許運転の上、信号無視で逮捕される事案が発生(画像はイメージ、’90 Bantam / PIXTA)

 北海道警は2025年9月末、乗用車で信号無視をしたロシア国籍の職業不詳の男(53歳)を道路交通法違反の現行犯で逮捕しました。

 これは9月26日の午前9時30分頃、北海道小樽市内の交差点において信号無視をした男のクルマをパトロール中の警察官が発見し、停止させたものです。さらに男は2か月前に失効した運転免許証を持っており、無免許運転をしたとみられています。

 一般的に無免許運転が発覚した際には、初犯であっても現行犯逮捕されるケースが多いほか、職業不詳の場合は「逃亡のおそれ」があると判断されて逮捕に至ることがあります。

 警察によると、男は調べに対し「青信号だと思って進んだ」などと容疑を否認しているということです。

 この事案に対しては、「無免許、信号無視のやりたい放題」「事故が起きたらどうするんだ?」「無免許で乗るような奴は、初めから信号なんて守る気無いよな。外国人は無罪放免、と舐めてかかっているんでしょ」といった厳しい声が寄せられています。

 加えて「この男も外免切替なのでは?」「外国人の免許取得と、事故を起こした際の手続きをもっと厳しくするべき」「ルール違反したら厳罰+強制送還くらいにしないと効果がない」などの意見も上がっています。

 上記の外免切替(がいめんきりかえ)とは、外国の運転免許証を日本の運転免許証に切り替える手続きのことをいい、次の条件に当てはまる外国人のみ申請が可能です。

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● 期限の切れていない有効な外国の運転免許証を所持していること
● 外国の運転免許証を取得後、その取得国に通算で3か月以上滞在していること
● 手続きをしようとする都道府県に住所地があること
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 また、外免切替の手続きは基本的に書類審査、適性試験、知識確認、技能確認という流れでおこなわれ、日本の交通ルールを問う知識確認の試験に合格すれば、運転技術をチェックする技能確認に進めるという仕組みです。そして技能確認の試験をパスすると、日本の運転免許証を取得できます。

 しかし上記の書類審査に関しては、観光客のような短期滞在の外国人であっても、「パスポート」と「一時滞在証明書」という書類を提出すれば手続きの申請ができてしまう実態がありました。

 また知識確認についても、交通ルールに関する問題がイラストかつ○×形式でわずか10問しか出題されない上、正答率70%以上で合格という緩い基準だったほか、日本語以外の20数か国の言語で受験できるという状況でした。

 仮に日本人が初めて普通免許を取得する場合、学科試験の問題数は95問、合格基準は正答率90%以上であることから、それと比較して非常に簡単な内容といえるでしょう。

 そのため外免切替をめぐっては、これまで「外国人が簡単に日本の運転免許を取得できてしまう」「外国人優遇」などの批判が上がっていたほか、外免切替の外国人運転者による重大事故が相次ぐなどの問題が指摘されてきました。

 これを受けて警察庁は、10月1日から外免切替の制度を厳格化しています。具体的には、書類審査の際は原則として外国人に「住民票の写し」の提出を求め、住民票のない外国人観光客が手続きできないようになりました。

 さらに知識確認についてはイラスト問題を廃止し、問題数を10問から50問に増やすほか、合格基準を新規免許取得時と同じ90%以上に引き上げています。

 このほかにも技能確認の試験では、横断歩道を通過する際の課題を追加したり、合図不履行や右左折方法違反などの採点を厳格化したりと、制度の見直しが図られています。

※ ※ ※

 今回逮捕されたロシア国籍の男がどのようにして日本の運転免許証を取得したかは明らかになっていないものの、外免切替者に対しては現状、厳しい目が向けられています。

 実際のところ外国人運転者による死亡・重傷事故は近年増加傾向にあり、外国人運転者の運転方法や運転免許取得のあり方については、定期的な見直しが求められているといえるでしょう。

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Writer: 元警察官はる

2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

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