スズキ「“車中泊”軽バン」がスゴい! 全長3.4m級ボディ×「超レトロ」な丸目ライト&“なめらか”ボディ仕上げ! オートスピリットの軽キャンピングカー仕様「PLATムルティ660 コンフィIV」に注目!
オートスピリットが、スズキ「エブリイ」をベースにしたレトロな軽キャンピングカーを「名古屋キャンピングカーフェア2025 AUTUMN」で実車展示しました。どのようなクルマなのでしょうか。
スズキの軽バンが往年の「フィアット」風に!?
オートスピリットは、2025年9月20日から21日にかけ、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で行われたキャンピングカーイベント「名古屋キャンピングカーフェア2025 AUTUMN」に出展。
スズキの軽ワンボックスバン「エブリイ」をベースにした「PLATムルティ660 コンフィIV(Type4)」を実車展示し、来場者の注目を集めていました。

三重県四日市市に本社を構えるオートスピリットは、多数のヴィンテージカーや軽キャンピングカーを手がけるカーショップです。今回のイベントでは、軽キャンピングカーのPLATムルティ660 コンフィIVを展示しました。
ベースになっているのはスズキの軽ワンボックスバン、エブリイの「ジョインターボ」グレードです。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1895mmです。
PLATムルティ660は、フロントフェイスをフィアットの名車「600ムルティプラ」風にアレンジ。ヴィンテージな雰囲気の漂う外観にしたものです。
懐かしさを覚える丸目ライトやメッキグリルが、丸みを帯びたなめらかなフロントマスク内に収まっていました。
後部も同様に、丸いテールランプや小ぶりなリアガラス、リアエンジンだった600ムルティプラを思わせるテールゲートのルーバー風処理など、細部まで凝ったつくりです。
さらに展示車は、オートスピリットのオリジナル軽キャンキットである“コンフィIV”をインストールした仕様となっています。
家具やテーブル、多彩なアレンジが可能なベッドキットなどがセットされたものです。
インテリアは、ウッド調のデザインで統一。後部座席には中央にテーブルが置かれており、向き合って座れるようになっています。また、椅子の下などにも収納スペースを設けているので、さまざまなギアなどを積載できます。
もちろん座席を倒せばベッドとして展開できます。運転席側のベッド長は195cm、助手席側(オプション)は最大250cmとなっています。
さらに展示車はフルオプション仕様となっており、天井防音・断熱処理やサブバッテリーシステム、ソーラーシステムをはじめ、サイドオーニングや16インチテレビモニター、12Vエアコン、電子レンジ、シンク、冷蔵庫といった快適装備などがふんだんに備わっていました。
今回展示されたPLATムルティ660 コンフィIVの車両価格(消費税込み)は、オプションも含めて545万円とアナウンスされています。
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デザインと実用性を兼ね備えたPLATムルティ660 コンフィIV。
レトロで目をひくデザインの魅力も手伝って、多くの来場者がブースを訪れていました。
Writer: 鈴木伊玖馬
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。
























































