スーパーカー世代が憧れた「真っ赤なランボ」が独国オークションに登場! 35年前に登場したランボルギーニ「カウンタック25周年記念モデル」ってどんなクルマ?

2025年10月18日、ドイツ・ミュンヘンの「モーターワールド」で開催される、RMサザビーズ主催のドイツ最大のオークションにおいて、1990年式ランボルギーニ「カウンタック 25周年記念モデル」が出品され、話題を集めています。

歴代カウンタックで最多生産! 令和時代に現存する数少ない1台

 2025年10月18日、ドイツ・ミュンヘンの「モーターワールド」で開催される、RMサザビーズ主催のドイツ最大のオークションにおいて、1990年式ランボルギーニ「カウンタック 25周年記念モデル」が出品されます。

 かつて、スーパーカーブームの主役として絶大な人気があったカウンタックとは、どのようなクルマなのでしょうか。

1990年式ランボルギーニ「カウンタック 25周年記念モデル」(Photo:RM SOTHEBY'S)
1990年式ランボルギーニ「カウンタック 25周年記念モデル」(Photo:RM SOTHEBY'S)

 ドイツで最大のオークションとなるモーターワールドは、ヨーロッパで最も権威のあるコレクターズカーイベントのひとつとされています。

 カウンタックは、イタリアのランボルギーニが1974年から1990年まで製造・生産。日本での知名度も高く、1970年代後半のスーパーカーブームの火付け役となりました。

 今回のオークションで注目されている1台は、1990年式ランボルギーニ・カウンタックの25周年記念モデル。歴代カウンタックの集大成として1988年に登場し、「究極のカウンタック」とも称されて1990年まで生産されています。生産台数657台は、カウンタックのモデル中で最多です。

 パワーユニットは「LP5000 QV」と同様で、5.2リッターのV型12気筒自然吸気エンジンを搭載します。最高出力は455馬力を発揮し、6基のウェーバー製キャブレターの組み合わせにより、最高速度は298km/hに達します。

 ボディカラーはロッソシヴィリア、インテリアはレザーのシャンパンカラー仕上げ。シュロス社製の赤いカスタムマルチポイントセーフティハーネスがアクセントになっています。

 今回出品される車両は1989年モデル仕様で製造され、1989年3月にドイツ・ボンのディーラーに納入。初登録は1990年2月とされており、35年以上ドイツ人オーナーが所有していたと考えられています。

 2025年5月、走行距離2万8829kmの時点で整備を受けており、出品時点での走行距離は2万8841km。登場から35年という年月を考えると、極めて貴重な低走行車両だといえます。

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 今回のオークションでの予想落札価格は、45万ユーロから55万ユーロ(1ユーロ=約175円換算で、日本円で約7872万円から約9621万円)です。

 世界のコレクターは、「究極のカウンタック」と言われる車両にどれほどの価値を付けるのか。オークション当日の最終落札価格に要注目です。

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Writer: マツ

2022年からフリーのWEBライターとして活動開始。上場企業からの依頼で、SEO記事を中心にVOD・通信系(WiFi・光回線など)などのジャンルを執筆して経験を積む。現在も企業が運営する複数のメディアで記事を執筆。読者に役立つ内容を、わかりやすく執筆することを心掛けている。

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