トヨタ「“新”ランドクルーザー」発表に“問合せ殺到”! すでに「買いたくても買えない…」状態に? 新車930万円超えの「超・本格オフロード仕様」“ラリーレイド”登場に販売店でも話題に
トヨタ車体は本格四輪駆動車「ランドクルーザー300」の新たな特別架装車「RALLY RAID」を発表しました。早速販売店にも多数に問い合わせが入っているようです。
専用パーツを多数装備した特別仕様車「ラリーレイド」
トヨタ車体は2025年9月11日、本格四輪駆動車「ランドクルーザー300」の新たな特別架装車「RALLY RAID(ラリーレイド)」を発表しました。
専用の外装パーツや用品パッケージが設定され、ラリーシーンを想起させる仕立てが特徴です。この特別仕様車に対して、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。

ラリーレイドは、2022年に登場したランドクルーザーシリーズのフラッグシップモデル、ランドクルーザー300のうち、スポーティグレードの「GRスポーツ」をベースとし、専用パーツを多数装備した特別架装車です。
トヨタ車体では、世界で最も過酷なレースとも称される「ダカールラリー」に参戦しており、2025年1月のダカールラリー2025で市販車部門において12連覇を達成。これを記念したのがラリーレイドとなります。
ボディサイズはベース車と同様で、全長4985mm×全幅1990mm×全高1925mm、乗車定員は5名に設定されています。
パワートレインもベース車からは変化なく、3.3リッターV型6気筒ツインターボディーゼルエンジンを搭載。最高出力307PS・最大トルクは700Nmを発揮します。組み合わせるトランスミッションは10速ATで、駆動方式はフルタイム4WDです。
いっぽう、エクステリアでは専用パーツを多数採用。バンパー下部にはレッドのけん引フックを装着。ボディサイドにはブラックの専用サイドステッカーをあしらい、さらには「RALLY RAID」のロゴ入りマッドガードを備え、タフさを強調する仕上がりに。
足まわりには、未舗装路での走破性と日常での扱いやすさを両立するために、トーヨータイヤ「オープンカントリーA/T III」を装着。ダカールラリーの現場でも使われる「オープンカントリー」ブランドは、抜群の安心感と信頼性を誇ります。
タイヤはエンケイの18インチ「PDT1」を装着。オープンカントリーと合わせ、本格オフローダーのたくましい足元を飾っています。
さらに、専用サスペンションやレッドのブレーキキャリパーを備え、スポーティな悪路性能が可能となっています。
インテリアはシートやセンターコンソール、ドアトリムの表皮巻きを専用のレッドに変更。シート素材はブラックレザーとウルトラスエードのコンビに変更し、質感の高さとホールド性を両立しています。
ちなみにトヨタ車体では、コンプリート車両だけでなく、架装用品をまとめたパッケージや単品販売も設定されており、すでにランドクルーザー300のGR SPORTを所有する人は、あとからラリーレイド仕様に変更することが可能です。
ランドクルーザー300 ラリーレイドの価格(消費税込)は938万800円、用品パッケージフルセットの価格は専用サスペンション架装付きが151万1400円、専用サスペンション架装なしが124万4100円です。
では、ラリーレイドに対して販売店にはどのような声が届いているのでしょうか。トヨタ販売店の担当者は、次のように話します。
「ラリーレイドについては通常の店舗販売ではなく、メーカー公式サイトでの抽選申し込み方式となっており、ディーラー独自でご案内できるものではありません。
そのため、店舗に割り当てがあるかどうかも不透明で、台数が確保できるか自体が分からない状況でございます。
ただし、お客様から『店頭では申し込めないのか』と尋ねられることもありますが、現状では抽選以外の方法がないとお伝えしております」
実はラリーレイドのコンプリートカーは12連覇したことにちなんで、わずか12台の限定。さらに後付けの用品パッケージについても限定12セットとなっており、非常に希少価値のあるモデルになっています。
いっぽう、ランドクルーザー自体の人気が高いことから、ラリーレイドの登場も気になり、販売店に連絡をする人もいるようで、その注目ぶりがうかがえます。
現在もなお、需要に対して供給が追いついておらず、新車価格以上で取引されることもあるランドクルーザー300ですが、今回のラリーレイドはそのなかでも希少性がさらに高く、「ほぼ買えないクルマ」という位置づけといえそうです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。




































































