悪路走破性を強化した新「“7人乗り”ミニバン」登場! 全長4.7m級の「ちょうどイイサイズ」にスライドドアを採用! 5人乗りもある特別なシトロエン「ベルランゴ」とは
シトロエンの人気MPV「ベルランゴ」に、悪路走破性を高める「グリップコントロール」を搭載した新たな特別仕様車が設定されました。ロングボディの7人乗りも選択可能になったというこのモデルは、はたしてどのような魅力を持っているのでしょうか。
ロングボディの追加とグリップコントロールを搭載した特別仕様車
ステランティスジャパンは2025年9月4日、シトロエン「ベルランゴ」の特別仕様車「MAX BlueHDi XTR グリップコントロールパッケージ」を発売しました。
どんなクルマなのでしょうか。

ベルランゴは1996年に誕生したレジャーアクティビティビークル(LAV)の先駆けで、日本市場には2019年に導入されました。
最初のモデルはオンライン予約開始からわずか5時間半で完売し、その後も累計1万台以上を販売するなど、ブランドを代表する人気モデルです。
両側スライドドアや3座独立式リアシート、多彩な収納スペースを備え、アウトドアから日常使いまで幅広く支持を集めています。
ボディサイズは、2列・5人乗り仕様が全長4405mm×全幅1850mm×全高1830mm、ホイールベース2785mm、3列・7人乗り仕様が全長4770mm×全幅1850mm×全高1850mm、ホイールベース2975mmとなります。
この特別仕様車は、2024年に登場した「XTR Launch edition(XTRローンチエディション)」をベースに開発されました。
注目の「グリップコントロール」は、ノーマル/スノー/マッド/サンドの4モードを備え、雪道や砂地といった多様な路面で安定した走行をサポートします。冬のスキー場や夏のビーチといったレジャー環境でも安心感を高める装備であり、走破性を大幅に強化しています。
エクステリアは、従来の「ブルー・キアマ」と「グリーン・シルカ」に加え、都会的な雰囲気を演出する新色「グリ アルタンス」を加えた3色展開としました。
装備面では、アドバンスドコンフォートシート、17インチホイール、前後スキッドプレート、専用カラーダッシュボード、専用エアバンプアクセント、そしてXTRバッジを標準装備。ベルランゴの親しみやすさに加え、力強い個性も強調されています。
また、ロングボディをラインアップに加え、ファミリーやアウトドア志向のユーザーに幅広い選択肢を提供します。
シトロエンは今回の特別仕様車を通じて、ベルランゴが持つ多用途性をさらに進化させ、日本市場での人気を一層高める狙いです。
走破性を重視した新装備と、新色やロングボディによる選択肢の広がりによって、アウトドア派からファミリー層まで幅広いユーザーに応えるモデルに仕上がっています。
価格(消費税込)は5人乗りが439万2500円、7人乗りのロングボディが457万2500円に設定されています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。


































