「キューブみたい!」と話題に… 全長3.5m以下の「かどまる四角」デザイン意識! 日産新型「ルークス」 開発者が語る想いとは
2025年9月19日に日産は新型「ルークス」を発表しました。SNSではその見た目から日産「キューブ」を思い出す人もいますが、新型ルークスにはどのような特徴があるのでしょうか。
日産新型「ルークス」発表!開発者が語る注目ポイントとは
日産は、人気軽スーパーハイトワゴン「ルークス」の新型モデルを2025年9月19日に発表しました。
先行公開時から注目を集めていたこの新型ルークス。SNSではコンセプトやその四角を随所に取り入れたデザインから「キューブ」を思い出す人も。そのため一部では「ミニキューブ」と言われることも。
そんな新型ルークスは、デザインの全面刷新に加え、先進技術や使い勝手も大きく進化しています。
開発に携わったキーパーソンたちは、このクルマにどのような想いを込めたのでしょうか。

日産の軽自動車ラインアップで重要な位置を占める「ルークス」が、4代目へと進化を遂げました。
今回の新型開発にあたり、商品企画責任者の田仲藍氏は、「多忙な毎日を前向きに楽しむお客様に、もっとたくさん乗っていただきたい」という想いを語ります。
その想いを形にするため、新型ルークスは「広くて安心、頼れる私の軽BOX」をコンセプトに掲げ、「乗って広々」「使って安心」「お出かけワクワク」という3つの柱にこだわって開発されました。
単なる移動手段としてだけでなく、日々の生活を豊かにサポートするパートナーとしての価値を追求した、その進化の詳細を見ていきましょう。
新型ルークスの大きな特徴は、そのエクステリアとインテリアのデザインにあります。開発の根幹には、車名の語源である「 roomy × max(広々とした空間を最大に)」という思想があり、実際の寸法以上に広く、大きく見せるための工夫が随所に凝らされています。
また開発のこだわりには田仲氏の経験も活かされているといい「私自身も働くママとして日々忙しく生活しているので、そんな忙しい日などで『この道苦手だな』みたいな場面でも新型ルークスはサポートしてくれます」と語ります。
次に新型ルークスのデザインについて、プログラムデザインダイレクターの入江慎一郎氏によると、フロントウィンドウやバックウィンドウを立てたスクエアなフォルムを基調としつつ、角に丸みを持たせた「かどまる四角」をデザインテーマに全体を統一したと話しています。
これにより、ただ角張っているだけではない、親しみやすさとモダンさを両立したスタイリングを実現しました。
エクステリアには、日本の伝統的な建築様式「唐破風(からはふ)」にインスパイアされた新しい2トーンカラーも採用されています。
ボンネットを含むベルトラインから下で塗り分けるこのカラースキームは、重心を低く見せ、スーパーハイトワゴンながらワイドで安定感のある印象を与えます。
インテリアのコンセプトは「Breeze(そよ風)」。まるで自宅のリビングでくつろいでいるかのような、リラックスできる開放的な空間を目指して開発されました 。
インストルメントパネル上部からAピラー、ルーフへと続くガーニッシュは「縁側」と呼ばれ、室内と外の景色を曖昧につなぐことで、より一層の開放感を演出しています 。
デザインと共に、運転支援技術や走行性能も大きく進化を遂げています。ルークス車両開発主管の坂幸真氏は、新型ルークスが目指したものを「先進技術が生み出す上質な軽」と表現します 。
その言葉通り、日産が持つ先進技術が惜しみなく投入されました。
安全面では、従来の「アラウンドビューモニター」の技術を応用した「3Dアラウンドビューモニター」を新たに搭載。
さらに、バンパーの四隅にサイドレーダーを搭載することで、360度レーダーによる歩行者や自転車の検知が可能となり、安全性が大きく向上しています。
走りにおいては、従来のキビキビとした運転の楽しさはそのままに、特に「乗り心地」にこだわって開発。
上級ミニバン「セレナ」でも好評な、車酔いしにくい乗り心地を目指し、軽快な走りと快適性を高い次元で両立させています。
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新型ルークスは、標準モデルと「ハイウェイスター」シリーズに加え、カスタムカー「AUTECH LINE」や福祉車両「助手席スライドアップシート」もラインアップし、幅広いユーザーのニーズに対応します。
「AUTECH LINE」は、専用デザインのパーツやブラック基調のインテリア、防水機能も備えた合皮シートなどを採用した、クールでアグレッシブなモデルです。
新型ルークスの価格は、Sグレード(2WD)の167万2000円から、ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション(4WD)の236万3900円までとなっています 。発売は今秋が予定されています。
新型 ルークス 責任者が語る「こだわりポイント、ここに注目!」
Writer: くるまのニュース編集部
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