斬新「観音開きスライドドア」ミニバンがスゴイ! 全長4.6mボディに「量産初の凄いドア」דめちゃ広ッ”車内空間を採用! “日本上陸予定”のジーカーが展開する「MIX」中国モデルってどんなクルマ?

中国の吉利汽車が手掛ける「Zeekr(ジーカー)」が日本市場進出を視野に入れるなか、量産車初のダブルスライドドアを採用したミニバン「MIX」が注目を集めています。広々とした室内空間と多彩なシートアレンジを備え、新しい移動体験を提案する一台として期待されています。

量産車初の「画期的スライドドア」が特徴的!

 中国の自動車メーカーである吉利汽車のプレミアムEVブランド「Zeekr(ジーカー)」が、近い将来日本市場への参入を計画していることが注目されています。

 ジーカーは、これまで欧州や中国で高性能電動車を展開してきましたが、日本市場への進出が現実味を帯びるなか、そのラインアップの中でも特に話題を集めているのが、画期的なスライドドアを備えたミニバン「MIX」です。

量産車初となる「ダブルスライドドア」を採用!
量産車初となる「ダブルスライドドア」を採用!

 ジーカーMIXは、吉利汽車のEV専用プラットフォーム「SEA-Mアーキテクチャ」を採用した初のファミリー向けモデルで、同ブランドのミニバンラインの入門モデルに位置づけられています。

 ボディサイズは全長4668mm×全幅1995mm×全高1775mm、ホイールベースは3008mmと、同クラスでは広々とした室内空間を確保しており、室内使用率は93%と業界トップクラスを誇ります。

 都市部での運転を意識した設計も特徴で、前輪は50度以上の大きな舵角を持ち、最小回転半径はわずか4.95m。狭い道や駐車場でも扱いやすくなっています。

 外観デザインはカプセル型の滑らかなフォルムを採用し、一文字型のデイライトやテールライトが先進的な印象を与えます。

 車内は「インテリジェントなリビングルーム」をコンセプトに、移動時間そのものを快適に過ごせる工夫が随所に施されています。

 特に注目されるのが、量産車として世界初となる「ダブルスライドドア」です。

 フロントとリアの両方のドアが前後にスライドして開閉し、観音開きのような利便性を実現。

 乗降口の幅は1.48mと広く、床面高はわずか390mmで、子供や高齢者でも楽に乗り降りできます。

 室内は2列シート構成で5人乗り。前席は270度回転が可能で、シートアレンジは9パターン用意され、ベッドやラウンジ、ヨガスペースなど多彩な使い方が可能です。

 また可動式センタートンネルにはテーブルや冷蔵庫を内蔵し、車内での快適性を高めています。

 インフォテインメントも充実しており、大型フローティングスクリーンやAR対応ヘッドアップディスプレイ、AI音声操作機能により、情報確認や操作も直感的に行えます。

 安全面では、LiDARや高解像度カメラ、ミリ波レーダーを組み合わせた先進運転支援システム(ADAS)を搭載。

 高速道路や市街地での自動運転支援や安全運転サポートが可能で、家族での移動にも安心感を提供します。

 パワートレインはリアに搭載された電気モーターが最高出力310kW(415馬力)、最大トルク440Nmを発揮。

 バッテリーは76kWhと102kWhの2種類が用意され、航続距離はそれぞれ550km、702km(CLTC方式)を達成。

 さらに、5.5Cの超高速充電により、10%から80%までわずか10分30秒で充電でき、日常での利便性も高めています。

 価格は中国市場で27万9900人民元(約588万円)からと、充実した装備を考慮すればコストパフォーマンスにも優れています。

 ジーカーMIXは、デザイン性、利便性、環境性能を高いレベルで融合させた、家族向けEVミニバンの新しい選択肢です。

 現時点で日本市場にどの車種を導入するかは未発表ですが、もしMIXが国内に上陸すれば、EVミニバン市場に新たな風を吹き込み、デザインや機能性を重視するユーザーに大きな訴求力を持つことでしょう。

【画像】超いいじゃん! これが斬新「“観音開きスライドドア”ミニバン」です! (29枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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