約769万円のドゥカティ「新スーパースポーツ」発表 230馬力超え「超・高性能ユニット」搭載で時速330km発揮! 新型「パニガーレV4R」 市販バイク初採用の装備も搭載

ドゥカティは、2025年9月23日にスーパースポーツモデルのフラッグシップ「Panigale V4R(パニガーレV4R)」の新型モデルを発表しました。

レースで得た技術を採用

 ドゥカティが、スーパースポーツモデルのフラッグシップ「Panigale V4R(パニガーレV4R)」の新型モデルを発表しました。

 2001年に登場した「996R」から続く伝統を受け継ぐパニガーレV4Rは、排気量998ccのデスモセディチ・ストラダーレRエンジンを搭載する高性能モデルです。

ドゥカティ「パニガーレV4R」2026年モデル
ドゥカティ「パニガーレV4R」2026年モデル

 最高出力218PS/15,750rpm、最大トルク114.5Nm/12,000rpmを発揮し、最高速度318.4km/h(レーシングエキゾースト装着時は330.6km/h)に達する同モデルには、モデル名とシリアルナンバーがステアリングプレートに刻印されています。

 技術面では、2021年にドゥカティがMotoGPで初めて採用したコーナーサイドポッドを搭載。これにより深いバンク角で機能するよう設計され、空力効果を生み出してコーナリング速度を向上させます。

 また、1速の下にニュートラルが配置されたギアミッション「ドゥカティ・レーシング・ギアボックス」と、1速からニュートラルへの誤ったシフトダウンを防止する機能「ドゥカティ・ニュートラル・ロック」も備えています。

 シャーシ面では、横方向の剛性を40%低減するために再設計されたフロントフレームと中空対称スイングアームを採用。サスペンションには、オーリンズ製NPX25/30フロントフォークとTTX36ショックアブソーバー、さらに市販バイクでは初となる新型オーリンズSD20ステアリングダンパーも装備されています。

 パニガーレV4Rは、スイングアームピボット高が4段階に調整可能な仕様となっており、性能を重視した複合ブレーキ制御「レース・ブレーキ・コントロール」も搭載。これにより後輪ロック限界までの急制動が可能になり、プロライダーレベルのブレーキングを実現しています。

 さらに、新型パニガーレV4Rは、アクラポビッチと共同開発したチタン製フルレーシング・エグゾーストを装備。これにより6.6kgの軽量化と17.3PSの出力向上を実現し、最高出力235.3PSに達します。また、ドゥカティ・コルセとシェルが共同開発したドゥカティ・コルセ・パフォーマンス・オイルを使用すると、さらに3.5PS(リミッター作動時では4.5PS)の出力向上が可能です。

 なお、同モデルに価格は4万3990ユーロ(約769万円)で、2025年11月に欧州の販売店へ到着する予定。米国などの他の国々には翌月以降順次導入される見込みです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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