330万円から! トヨタ新「カムリ」発表! 2リッタースポーツモデル新設定!? 特別割引で安く買える! 中国で最新版お披露目
トヨタは新たな「カムリ(2026年モデル)」を中国で発表しました。どのような特徴があるのでしょうか。
トヨタ、2026年型カムリを発表
トヨタは新たな「カムリ」を2025年9月23日に発表しました。
2026年モデルとなったカムリは、中国で開催されたイベントにてお披露目されましたが、どのような進化を遂げているのでしょうか。

1980年に「セリカカムリ」として誕生したカムリは、2023年11月に10度目のフルモデルチェンジを果たしました。
プラットフォームは先代同様に「GA-K」となる一方、日本では販売されない海外専売車種です。
基本的なシルエットは先代のキャリーオーバーとなりますが、フロントマスクは最新の「ハンマーヘッド」形状を取り入れたり、テールライトが「コの字」形になっていたりと、多くの点で刷新されています。
また、細かい点ではリアウィンドウからCピラーにかけて羽上げられたラインがより長くなっており、視覚的により余裕のあるデザインに見えるように仕立て上げられています。
全体的なフォルムはロー&ワイドなままであり、フォーマルさとスポーティーさの両方を兼ね備えた新世代のカムリとなります。
中国でのパワートレインは、A25A-FXS型2.5リッター直列4気筒直噴エンジンとM20A-FXS型2.0リッター直列4気筒直噴エンジンの2つをハイブリッド用として揃え、これに加えてM20A-FKS型2.0リッター直列4気筒直噴エンジンを搭載する純ガソリンモデルの計3種類で展開されています。
そんなカムリですが、広汽トヨタが2025年9月23日に開催した発表会にて、2026年モデルが発表されました。
新しくなったカムリ最大の特徴は、スポーティな見た目を持つスポーツモデルにて新グレードが設定された点です。
M20A-FXS型2.0リッター直列4気筒エンジンを搭載する2.0リッターハイブリッドモデルには新たに「運動Lite版」が追加され、これまで販売されていた通常の「運動版」「運動Plus」よりも安いスポーツモデルとなります。
前後のパーキングセンサー、床下透過表示機能付パノラミックビューモニター、リアクロストラフィックアラート(RCTA)機能、ブラインドスポットモニター(BSM)機能、レーンチェンジアシスト(LCA)機能などを省略。
さらにセンターディスプレイは上位モデルが12.3インチのものを搭載するのに対し、運動Lite版では10.25インチのものになっています。
これに加え、インストルメントパネルも12.3インチTFTカラーフルマルチインフォメーションディスプレイではなく、7インチTFTカラーインフォメーションディスプレイに置き換わっています。
快適装備ではフロントシートのシートヒーター/ベンチレーション機能がオプションで選択できないほか、車内フレグランス機能が省略されています。
一方、2026年モデルのエクステリアにおいては大きな変更はなく、ボディサイズは全長4915 mm x 全幅1840 mm x 全高1450 mm、ホイールベースが2825 mmのままとなります。
パワートレインはM20A-FXS型2.0リッター直列4気筒エンジンを搭載する2.0リッターハイブリッド以外に、M20A-FKS型2.0リッター直列4気筒エンジンを搭載する純ガソリン、そしてA25A-FXS型2.5リッター直列4気筒エンジンを搭載する2.5リッターハイブリッドが用意されます。
2026年型カムリのメーカー希望小売価格は17.98万元(約374.4万円)から25.98万元(約541.1万円)。
先述の「運動Lite版」は特別な値引き施策として15.88万元(約330.7万円)から販売されており、注目を集めそうです。
カムリは中国市場で毎月1万5000台前後、多い時には2万台を販売することもある大人気車種です。
日本メーカーが販売する他の車種は数年前と比べて販売台数が減少傾向にあったりしますが、カムリだけは勢いを維持しており、中国の消費者から不動の支持を集めていることがわかります。
Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト
下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。

















































































