三菱の新型「軽ワゴン」発表! “パワースライドドア”&シートヒーター標準装備の「4WD仕様」! 「軽自動車“初”の機能」も搭載して装備充実! 「eKスペース」最上級モデルとは?
2025年9月18日に三菱「eKスペース」のフルモデルチェンジが発表され、同年10月29日の発売を控えています。なかでも最も高価なグレードは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
最上級モデルの仕様とは?
三菱自動車は2025年9月18日に「eKスペース」のフルモデルチェンジを発表し、同年10月29日に発売する予定です。
新しく生まれ変わったeKスペースのなかで、最も高価なモデルはどのような仕様なのでしょうか。

eKスペースは2014年に初登場した、日産と三菱の合弁会社「NMKV」が開発を担当する軽スーパーハイトワゴンです。
今回2025年9月18日に発表された新型は、約5年半ぶりとなるフルモデルチェンジを受けた3代目にあたります。
同日には、個性的なデザインで人気を集める「デリカミニ」もモデルチェンジが行われ、新型へとバトンタッチしました。
新型eKスペースは、世代や性別を問わず幅広い層に受け入れられる親しみやすいデザインを継承。
フロントフェイスにはブラックのグリルとキューブ型LEDヘッドライトを組み合わせ、高級感を演出しています。
内装ではAピラーの位置と角度を見直し、先代よりも室内長を115mm拡大。さらにピラー自体を細く設計することで、開放感と良好な前方視界を実現しました。
パワートレインは先代に設定されていたマイルドハイブリッドを廃止し、ガソリンエンジンに一本化されています。
そのなかで最も高価なグレードとなるのが「G 4WD」です。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1805mm、ホイールベースは2495mm。
エクステリアデザインはグレード間でほとんどありませんが、唯一GグレードではドアミラーにLEDターンランプが装備されることが違いとなっています。
また足元には、全車共通でフルカバー付き14インチスチールホイールを採用しています。
ボディカラーは新色「デニムブルーパール」を含むモノトーン8色を設定。
内装はグレーを基調とし、7インチのカラー液晶メーターと一体型のパネルを組み合わせ、先進的で清潔感のある空間に仕上げています。
シートはファブリック製で、伸縮性が高く身体にフィットしやすい素材を使用。座り心地にも配慮されています。
収納面では運転席アッパーボックス、助手席前インパネトレイ、充電用USBポートと併設されたインパネロワートレイなどを備え、日常での使い勝手を高めました。
上級モデルのGグレードには、寒冷時に快適なドライブをサポートするシートヒーターとステアリングヒーターを搭載。
さらに、クルマに近づくと自動で解錠する「接近時アンロック」と、離れると自動で施錠する「降車時オートロック」を軽自動車として初めて同時に採用しています。
そのほか、後席向けにはリアロールサンシェードやサーキュレーターを備え、快適性を向上。
スライドドアは下位グレードでは両側手動ですが、Gグレードでは助手席側のみ電動スライドドアを装備しています。
全モデル共通の標準装備には、足踏み式パーキングブレーキ、7インチ液晶メーター、タッチパネル式オートエアコンなどが含まれます。
さらに、POWER・NORMAL・ECOの3種類から選べるドライブモードセレクターも搭載されています。
オーディオは全車オーディオレス仕様で、純正9インチナビゲーションはオプション設定です。
安全装備については、全グレードに先進運転支援システム「三菱 e-Assist」を搭載。Gグレードには「自動防眩ルームミラー」と「マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付き)」を組み合わせた「先進安全パッケージ」も用意されています。
パワートレインは660cc直列3気筒自然吸気エンジンを搭載し、トランスミッションはCVT。
駆動方式は4WDを採用し、WLTCモード燃費は18.8km/Lを記録しています。
G 4WDの車両価格(消費税込み)は194万5900円で、最安モデル「M 2WD」(174万9000円)との差額は19万6900円となっています。
Writer: 山城颯太
理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。





























































