「外国人は日本語分からないから映像見てるだけでいい」 指導員の発言に物議… 千葉県警が釈明も批判止まらず【元警察官が解説】
千葉県運転免許センターの講習で、指導員が「外国の方は日本語がわからないから映像を見ているだけでいい」という趣旨の発言をしたとして、SNS上で物議を醸しています。この発言に対し「不公平だ」「事故につながる」といった批判が殺到。千葉県警は釈明したものの、批判は止まない状況です。問題の背景には、外国の免許を日本の免許に切り替える「外免切替」制度の緩さへの指摘もあり、外国人ドライバーへの指導のあり方が問われています。
免許更新時の講習で外国人優遇?指導員の「外国人は映像見てるだけでいい」発言で炎上か 県警が釈明も批判止まらず
千葉県運転免許センターでおこなわれた免許更新時の講習内で、指導員が「外国の方は日本語がわからないと思うから映像を見ているだけでいい」といった発言をしたとして、批判が殺到しています。
どのような経緯で今回の事案となったのでしょうか。背景やその後の対応などを解説していきます。
![免許更新時の講習で外国人優遇?指導員の「外国人は映像見てるだけでいい」発言で炎上か(画像はイメージ・一部加工/クレジット:Fast&Slow /PIXTA(ピクスタ)]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/09/20250922_Center_002.jpg?v=1758530319)
運転免許を持っていると、定期的に免許更新をおこなう必要があります。
また免許更新時には免許区分に応じて、優良運転者講習、一般運転者講習、違反運転者講習、初回更新者講習のいずれかの講習を受けなければなりません。
そのような中、千葉県運転免許センターの指導員が免許更新時の講習内で「外国人は日本語が分からないと思うからただ映像を見ているだけでいい」という趣旨の発言をしたとして、X(旧Twitter)で大きな話題となっています。
発端となったのは9月11日、千葉県在住の女性がXで次のように投稿したことでした。
「ねぇ今千葉の幕張免許センターにいるんだけど違反者講習で担当が『外国の方は日本語わからないと思うからただ映像見てるだけでいいです、日本人はまじめに話し聞くように』
だって。おかしくない?日本語わかんないで日本のルールで運転すんの?」
なお同女性は当時の講習の状況を、以下のようにも説明しています。
「更新の講習だけど1つの部屋に違反した方と初回の方が半々くらいに集められた場での出来事です。(中略)かなり高圧的な教官だったけど外国人には別人かと思うくらい優しくて、適正シートの記入とかも書かなくても良いと言っていたし寝てる外国人にはお咎め無しでした」
この投稿に対しては非常に大きな反響が寄せられ、「埼玉の免許センターもそれでした!」といった声や「日本人はまじめに聞け?外国人ほど理解させなきゃだめだろうに」「日本語がわからないのに日本の免許を持ってることがそもそもおかしい」など、憤りの声が多く上がっています。
千葉県警によると、講習では受講者に「安全運転の自己診断」と呼ばれるチェックシートを配布しているものの、このシートは日本語表記のみで外国語による解説はないということです。
さらに問題となった指導員の発言に関しては、「外国人が映像を見るだけでいい」「日本人だけ真面目に聞くように」という趣旨の発言はしていないとした一方で、「誤解を招く発言はあったかもしれない」と話しており、今後講習の担当者を指導する方針を明らかにしています。
このように外国人優遇ともいえる対応に関連して、「外免切替の弊害では?」「外国人に簡単に免許を与えすぎ」といった意見も寄せられています。

































