なぜ隣に停める? 駐車場の「トナラー」、気になる心理と有効な自衛策とは

広い駐車場で隣に車が来ると、少なからず圧迫感を覚えたり、なぜわざわざここに、と疑問に感じたりする人は少なくありません。その不快感の根底には、具体的なリスクへの懸念が存在します 。この記事では、トナラーが発生する背景と、私たちが取りうる対策について過去に取材した内容もふまえて掘り下げていきます。

なぜ不快に? 隣に停められる側の心理

 広大な駐車場で、周囲に多くの空きスペースがあるにも関わらず、なぜか自分の車の隣に停めてくるドライバーがいます。

 この「トナラー」と呼ばれる行為は、SNSなどでもたびたび話題となり、多くの運転者が一度は経験したことのある現象かもしれません。

 なぜ彼らはあえて隣を選ぶのでしょうか。そこには様々な心理が隠されていました。過去に取材した内容もふまえて掘り下げていきます。

なぜ隣に駐める? 「トナラーの心理」とは?(画像はイメージ)
なぜ隣に駐める? 「トナラーの心理」とは?(画像はイメージ)

 広い駐車場で隣に車が来ると、少なからず圧迫感を覚えたり、なぜわざわざここに、と疑問に感じたりする人は少なくありません。

 その不快感の根底には、具体的なリスクへの懸念が存在します。

 最も多くの人が挙げるのは、ドアを隣の車にぶつけてしまう、いわゆる「ドアパンチ」の危険性です。

 自分の車が被害に遭うかもしれないという不安は、決して気分の良いものではありません。

 特に、傷やへこみが多い車両が隣に来ると、より一層その不安が募るという声も聞かれます。

 また、実用的な問題として、乗り降りのしづらさや、荷物の積み下ろしの不便さを指摘する意見もあります。

 多くの買い物をした後など、ドアを大きく開けたい場面で隣に車があると、非常に気を使うことになります。

 さらに、特に珍しい車種やスポーツカーのオーナーからは、別の悩みも聞こえてきます。

 仲間意識からか、同じ車種や憧れの対象として隣に停められ、時には無断で写真を撮られたり、オーナーが戻るのを待たれたりすることもあるといい、プライバシーの面で困惑するケースもあるようです。

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