227万円から! 内装も高級感ある! 小さな「オシャレ個性派SUV」何が凄い? マツダ「CX-3」の現状は
日本市場には様々なコンパクトSUVが存在します。そのなかで、マツダの「CX-3」にはどのような特徴があるのでしょうか。
227万円から! マツダ「CX-3」の現状は? 小さな「オシャレな個性派SUV」何が凄いのか
マツダの「CX-3」は、「デミオ」改め「Mazda 3」をベースとしたコンパクトSUVです。
日本市場には様々な特徴を持つライバルが存在しますが、そのなかで、CX-3にはどのような特徴があるのでしょうか。

2015年2月の発売当時は、1.5Lディーゼルエンジンのみでしたが、2017年6月の一部改良を機に、2.0Lガソリン車を追加。
2018年5月にマイナーチェンジを受け、車両構造技術の「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ-ビークルアーキテクチャー)」を採用しました。
ディーゼルは、新開発の1.8Lに変更されています。なお、2022年6月には、防府第1工場での生産を終え、現在はタイからの逆輸入車となっています。
CX-30やCX-5などと同じように、AT車のほかにMT車も設定されていましたが、現在はATのみに。駆動方式は、2WDと4WDから選択できます。
ボディサイズは、全長4275×全幅1765×全高1550mmで、ホイールベースはデミオと同じ2570mm。1550mm以下の高さ制限のある機械式立体駐車場にも入庫できます。
また、デビュー当時からスタイリングへの評価が高く、数多くの特別仕様車も設定されてきました。
デミオをベースに仕立てられたCX-3は、全長とホイールベースに限りがあるため、後席の足元空間は広くはありませんが、前後席ともにアップライトに座らせるとともに、前席を外寄りに、後席を中央寄りに配置することで前後席間の会話のしやすさに配慮しています。
荷室容量はサブトランクを含めて350Lで、背が高いぶんデミオ(MAZDA 2)の280Lよりも大容量。
350Lといえば、6代目フォルクスワーゲン・ゴルフと同じですから一昔前のCセグメントハッチバック並となっています。
最新の改良は、2023年9月の一部改良で、デザイン性の高さを強調した特別仕様車の「Vivid Monotone(ビビッド・モノトーン)」を設定しました。
ピラーやルーフ、ドアミラーをブラックでペイントした2トーンカラーを基調に、光沢のクラッディング塗装を採用。
新たに採用されたテーマカラーの「エアログレーメタリック」の上下を黒で引き締めることで、スポーティなクーペスタイルが表現されています。
外装色は、ほかに「ソウルレッドクリスタルメタリック」、「プラチナクォーツメタリック」も選択できます。
さらに、グロスブラックのグリルを縁取るシグネチャーウィングにブラッククロームが配置され、引き締まった顔つきになっています。
ブラックメタリック塗装の切削加工18インチアルミホイールが備わり、スタイリッシュな足元を印象づけています。
内装も特別仕様車らしい個性が盛り込まれています。モノトーンを基調に、インパネやドアトリムのソフトパッドにドット模様の青味のあるグレーを配置。
エアコン吹き出し口やステッチにはカッパー色が配色され、アクセントになっています。シートには、スエード調人工皮革で滑りにくい「レガーヌ」が使われるとともに、異素材の組み合わせによりスタイリッシュさを表現。
現在のラインナップは、1.5Lガソリン車が「15S Touring」、特別仕様車「15S Urban Dresser(アーバン・ドレッサー)」、「15S Vivid Monotone」。1.8Lディーゼル車は、「XD Touring」、「XD Vivid Monotone」。価格は227万9200円から343万4200円です。
安全装備は、衝突被害軽減ブレーキや全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール、「360度ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)」を全車に標準化しています。「XD Touring」と「Vivid Monotone」に「アダプティブ・LED・ヘッドライト」を標準装備。
快適装備は、前席両側のシートヒーターとステアリングヒーターを「15S Urban Dresser」と「Vivid Monotone」に標準化しています。「運転席10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能」は、「Vivid Monotone」にのみ標準装備。
アルミホイールは「Touring」が16インチ、「15S Urban Dresser」と「Vivid Monotone」が18インチになります。
次期CX-3は、2026年内の発売が噂されていて、ロータリEVを使うプラグインハイブリッドやマイルドハイブリッドなどの電動化がされるという予想も流れています。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。









































