新車約177万円! ホンダ新「フィット」何が変わった? 1リッターで30km以上走る&全長4m以下ボディ採用の「コンパクトモデル」販売店での反響は?
2025年7月11日、ホンダはコンパクトカー「フィット」の一部改良モデルを発売しました。今回の改良では、主にボディカラーの追加や価格改定が実施されたようですが、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
ホンダの新「フィット」が販売店での反響は?
2025年7月11日、ホンダは「フィット」の新たな一部改良モデルを発売しました。
フィットは2001年に発売されて以来、コンパクトカー市場の基準となる存在として長く支持されてきたクルマです。現行モデルの4代目は2020年に登場しました。

ボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1515mmで、ホイールベース2530mm。
ガソリンモデルに加え、2モーターハイブリッド「e:HEV(イーエイチイーブイ)」モデルを設定。また先進運転支援の「ホンダセンシング」を全モデルで標準装備するなど、安全性も高めています。また、最も燃費の良い「BASIC e:HEV」グレードでは、30.2km/L(WLTCモード)を実現しています。
またフィットといえば豊富なグレード展開も特徴のひとつで、エントリーグレードの「BASIC(ベーシック)」、リラックス性を高めた「HOME(ホーム)」、アウトドア向けの「CROSSTAR(クロスター)」、最上級グレードの「LUXE(リュクス)」などに加え、2022年10月にはスポーティな「RS」が加わり、現在は計5つのグレードを展開しています。
そして、今回の一部改良では「クロスター」の内外装に手が加えられ、ドアミラーやドアハンドルの色調が変更されました。
さらに、フィットでは初採用となるボディカラー「シーベッドブルー・パール」を新たに設定するなど、各グレードのカラーラインナップも変更されたようです。
また、価格も原材料や物流費の高騰を受けて見直されています。
価格(消費税込み)は、通常モデルが177万6500円(BASIC・ FF)から、ハイブリッドモデルが220万8800円(e:HEV BASIC・FF)から、CROSSTARが236万3900円(CROSSTAR ・FF)からです。
では、一部改良されたフィットに対して、販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。
関東圏のホンダ販売店担当者は次のように話します。
「フィットは登場時に大きな人気を集めましたが、時間の経過とともにお問い合わせが落ち着いている状況です。
そのため、今回の一部改良にともなって、お問い合わせが増えているわけではありません。
ただ、小回りが利くことやシートアレンジによって荷物を多く積める点は変わらず評価されています。
とくに人気のグレードは『ホーム』で、価格帯も手が届きやすいことから安定した需要があり、日常使いを重視した選び方が目立ちます」
また、関西圏の販売店担当者もフィットの人気について「販売状況については発売当初に比べて落ち着いた印象ですが、決して売れていないわけではありません」と話します。
「継続的に検討いただいている方はいらっしゃいますし、実際に乗ってみると室内の広さや視界の良さに納得される方が多い印象です。
また、現状ですと2〜3か月で納車できる見込みです」
このように、フィットの一部改良に対しての反響はそれほど大きくはないようでした。
とはいえ、販売店担当者が話すように、フィットは安定した需要があるクルマであることから、今後も一定の支持を集めながら販売が続いていくとみられます。
Writer: Peacock Blue K.K.
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