新車189万円! トヨタの「激安プリウス」がスゴい! リッター「約30キロ」走る「超コスパ」モデル!? 驚異の「大衆車価格」を実現した理由とは
ハイブリッドカーを当たり前のクルマにした大ヒット作、3代目のトヨタ「プリウス」と同時期の2009年に販売されていた「もうひとつのプリウス」があります。3代目のベースグレードよりも約30万円も安かった「コスパ高すぎ」なプリウスとは、どのようなクルマだったのでしょうか。
同クラスのガソリン車並みの価格を実現した「プリウスEX」
一般的に、フルモデルチェンジが行われると先代モデルは販売が打ち切られます。
しかし2代目のトヨタ「プリウス」は、3代目が登場した後も販売を継続していました。いったいなぜでしょうか。
![新車189万円! 高コスパな「プリウスEX」とは!?[※画像は通常モデルの2代目プリウス]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/09/20250910_TOYOTA_PRIUS_EX_000.jpg?v=1757482529)
ハイブリッドカーの代名詞ともいえるトヨタ「プリウス」は、現行型で5代目となります。
そうした定評を確立したのが、2009年5月に登場するや大ヒット作となった3代目プリウスでした。
その3代目が2009年5月18日に発表された際、同時に2代目プリウスの刷新モデルとして、「プリウスEX」が再登場しています。
通例では旧型の販売は終了するものですが、トヨタは好評だった2代目プリウスも3代目と並走させることを決めたのです。
プリウスEXは、ビジネスユースを狙った新グレードでした。
ボディ色はスーパーホワイトII、シルバーメタリック、ブラックの3色のみ、内装色はグレーの1色展開で、フロントグリルをボディカラーと同色にしています。
ボディサイズは全長4445mm×全幅1725mm×全高1490mmと、2代目プリウスと同様。心臓部には、THS II(トヨタハイブリッドシステム)を搭載し、駆動方式はFFです。
カタログ燃費は、10・15モードで35.5km/L、JC08モードで29.6km/Lの低燃費をマークしていました。
フロントフォグランプや、空気抵抗低減のためのタイヤのホイールキャップを、標準装備から販売店装着オプション設定へ変更し、装備をビジネスユースに絞り込むことで、189万円(消費税込み、以下同)という求めやすい価格を実現しました。
3代目プリウスのベースグレード「L」の車両本体価格が217万円ですから、ハイブリッドカーとしては異例の安さです。
当時は、ガソリンモデルよりもハイブリッドモデルの方が50万円ほど高かった時代。
約190万円では、プリウスとほぼ同サイズの4ドアセダン「アリオン」や「プレミオ」(純ガソリン車)が購入対象です。
しかし同価格帯でハイブリッドカーが手に入るというラインナップには、ユーザーのみならず、当時の営業マンも驚いたものです。














































