レクサス新型「コンパクトセダン」発表! “扱いやす~い”サイズのちょうどいい「小さな高級車」がスゴイ! 小型FRスポーツ「IS」新旧モデルの“大きな違い”とは!
レクサスは2025年9月9日、コンパクトスポーツセダン「IS」の新型モデルを世界初公開しました。従来モデルとどのような違いがあるのでしょうか。
レクサス新型「コンパクトセダン」発表!
2025年9月9日、レクサスはコンパクトスポーツセダン「IS」にビッグマイナーチェンジを実施した新型モデルを世界初公開しました。
この新型ISは、従来のモデルと比較して一体どのような違いがあるのでしょうか。

ISはコンパクトなサイズに後輪駆動レイアウトを組み合わせ、日常的に扱いやすいサイズ感とアグレッシブな走りを両立した4ドアセダンです。
「操る楽しさ」を愛するドライバーを中心に支持を集め、ブランドの「走りのDNA」を体現するスポーツ志向のモデルとして進化を続けてきました。
そんなISが今回ビッグマイナーチェンジを受けるにあたって、レクサスの開発陣は「熟成(Maturation)」をキーワードに設定。
単なるモデルチェンジにとどまらず、ISらしい「ドライバーとクルマとの対話」をさらに深く味わえる1台に仕上げられています。
新型ISのボディサイズは、全長4720mm×全幅1840mm×全高1435mm-1440mmと、従来型と比較して全長が10mm延長。
あくまでもフルモデルチェンジではなくビッグマイナーチェンジとなるため、ボディなどは従来型を継承する必要があり、デザインの変更にも制約を受けざるを得ないはずですが、今回の新型ISでは“まるで全面刷新”と見まごうレベルへと仕上がっていました。
まずフロントマスクは、従来型ではスピンドルグリルを中心に配した端正なスタイルでしたが、新型ISはこれをワイドかつ低重心化。
上部左右の角がヘッドライトに食い込む造形も含めて、同じレクサスの「LBX MORIZO RR」に近いスポーティなデザインが採用されました。
レクサスが近年推し進めるデザインコンセプト「スピンドルボディ」では、グリルをシームレスでグラデ―ション状にボディと溶け込ませる手法が用いられていましたが、今回の新型ISは明らかにこれとは異なる新しいもの。
新型ISとLBX MORIZO RRは、ともにスポーティさを全面に押し出したモデルという共通点があることから、今後のレクサスのスポーツモデルには、このタイプのグリルが順次採用されていくのかもしれません。
また面白いのが、新型ISのボンネットやヘッドライト、フロントフェンダーといったボディパーツについては、従来モデルからそのまま引き継がれていると思われる点です。
ここまで大胆にスタイルを刷新していながら、これまでのパーツを違和感なく自然に溶け込ませるのは、レクサスの技術力とデザイン力の成せるワザでしょう。
そして新型ISはリアスタイルも、基本的には従来モデルを継承しつつ、細やかで効果的な進化が施されています。
従来型ではトランクに「L」をモチーフとしたレクサスエンブレムがあしらわれていましたが、新型では「LEXUS」のロゴが配されました。
テールレンズやバンパーといった大きなパーツには変更は無いものの、このようにブランドを示す象徴をエンブレムからロゴへと変更したことで、最新のレクサスらしい“新型感”が漂うのは面白いものです。
インテリアもセンターコンソール部やメーター周りを中心にデザインを大胆に変更し、よりドライバーが運転に集中できるコックピットを追求。
レザーを配したダッシュボードやドアトリム、センターアームレストなど、贅沢な作りはそのままに、包まれ感と先進性を大幅に高めました。
また、センターディスプレイは大画面化が図られ、全車12.3インチタッチパネルに統一。
メーターも12.3インチの大型フル液晶式に変更し、視認性を高めてドライバーが必要な情報を直感的に把握できる環境を整えています。
センターコンソールやスタートスイッチベゼルの素材には、市販車で初となる竹素材「Forged bamboo」を採用。
竹繊維の陰影が、力強さと躍動感を演出し、サステナブルな素材活用も実現しています。
そのほか、USB端子やワイヤレス充電の配置も見直し、利便性を向上させています。
このような新型ISは、日本市場に展開される際にはハイブリッドモデルの「IS300h」のみがラインナップされるとのこと。
このグレードは駆動方式にFR(後輪駆動)を採用し、トランスミッションは電気式無段変速機を組み合わせ、幅広いドライビングシーンに対応します。
発売は2026年初頭以降と予定されており、レクサスからの今後の続報にも期待です。





























































