約1100万円! 日産「“大型”スポーツSUV」発売! 460馬力の高性能「V6ツインターボ」×全長5.3mの「堂々サイズ」! 「GT-R」譲りのエアロも採用の本格ヨンク「アルマーダ“NISMO”」カナダに新登場
日産カナダ法人は、フルサイズSUV「アルマーダ」2026年モデルをカナダで発表しました。今回、アルマーダ史上初となる高性能モデル「NISMO」が設定され、最高出力460馬力を発揮します。
歴代最強の460馬力! 初の「NISMO」モデルが登場
日産のカナダ法人は2025年8月12日、フルサイズSUV「アルマーダ」の2026年モデルを発表しました。
2025年秋からカナダ国内で販売が開始される予定で、ラインナップは「SL」「プラチナム」「PRO-4X」「NISMO」、そして最上級の「プラチナリザーブ」という計5グレードで展開されます。

アルマーダは、日産が主に北米市場で販売している3列シートの大型SUVで、かつて日本で「サファリ」として販売されていたモデルの流れを汲み、中東などでは「パトロール」として知られています。
初代アルマーダは2003年にデビューし、現行モデルは3代目にあたります。
3代目は2025年モデルとして2024年9月に世界初公開されており、今回発表されたのはその2年目となる2026年モデルです。
2026年モデルの最大のハイライトは、アルマーダ史上初となる高性能モデル「NISMO」が新設定されたことです。
専用チューニングが施されたエンジンは、プレミアム燃料使用時に最高出力460馬力を発生し、これは他のグレードより35馬力高い数値です。
エクステリアもNISMO専用となり、スーパースポーツ「GT-R NISMO」や「フェアレディZ NISMO」譲りのスポーティな専用デザインをもった前後バンパーやグリル、サイドステップ、リアスポイラーを装備。
よりダイレクトなハンドリング性能や迫力あるエキゾーストサウンドも特徴となっており、ボディカラーにはNISMO専用色の「ステルスグレー」が用意されます。
また、ラインナップにはオフロード性能を追求した「PRO-4X」グレードも設定されています。
オールテレーンタイヤやアプローチアングルを増加させた専用フロントバンパー、金属製スキッドプレート、電子制御ロッキングディファレンシャル、アダプティブ電子制御エアサスペンションを装備。
外観も専用のフェンダーフレアや20インチホイール、随所に配された「ラバレッド」のアクセントが、その個性を際立たせています。
3列シートを備えるアルマーダは、最大牽引能力が約3855kg(8500ポンド)に達します。
先進安全装備では、最新の「Nissan Safety Shield 360」を全車に標準装備。加えて、12スピーカーのKlipschプレミアムオーディオシステムや「インビジブル・フードビュー」といった先進的なカメラシステムも標準です。
最新型アルマーダのカナダでの価格は、メーカー希望小売価格(MSRP)がSLグレードで8万5498カナダドル(約911万円)から。今回追加されたNISMOは10万3498カナダドル(約1103万円)、最上級のプラチナリザーブは10万5598カナダドル(約1125万円)となります。
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なおパトロールを含め、現行型のアルマーダは今のところ日本市場には正規導入されていません。
ただし日産では、今後国内への導入も検討しているといいます。
大型SUVは現在の国内ラインナップにはないだけに、大いに期待したいところです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。


























































































