中国籍の女が「酒気帯び運転」で逮捕! キッカケは「ポイ捨て」通報ってホント? 「通報で飲酒運転がバレることもあるんだな」の声も
「タバコのポイ捨て」を通報されたことをきっかけに、中国籍の女が酒気帯び運転で逮捕されました。ネット上では、ポイ捨てに対する不満の声や飲酒運転に対する怒りの声が上がっています。
インターネット上ではゴミのポイ捨て問題に言及する声多数! 法令違反に当たる可能性も…
先日、札幌市厚別区において飲酒運転をしたとして中国籍の49歳の女が逮捕されました。
逮捕のキッカケとなったのは「タバコをポイ捨てするマナーの悪いドライバーがいる」との110番通報でした。

北海道警・厚別警察署は8月30日、札幌市厚別区内の道路で飲酒運転をしたとして、同区に住む中国籍の49歳の女を酒気帯び運転の疑いで逮捕しました。
警察によると8月30日の夜、「クルマの中からタバコの吸い殻をポイ捨てするマナーの悪いドライバーがいる」と匿名の110番通報があったことから、警察官が札幌市厚別区内の現場に向かったところ対象車両を発見。運転手の女から事情聴取をしたということです。
その際、女から酒のにおいがしたため呼気検査をした結果、基準値の2倍以上のアルコールが検出され、警察は女をその場で逮捕しました。警察の取り調べに対し、女は容疑を否認しています。
発見当時クルマに同乗者はおらず、警察は女が飲酒した場所や飲酒した経緯などを調べるとしています。
このニュースに対してインターネット上では「タバコのポイ捨てって多いよ。火がついたままなのでこちらのクルマに当たらないかヒヤヒヤする」「タバコの吸い殻だけじゃなくてペットボトルや空き缶のポイ捨ても結構ある。田舎の道路なんか酷いもんだよ」など、ポイ捨てに対する不満の声が多く寄せられました。
意外と知られていませんが、ごみのポイ捨ては軽犯罪法や廃棄物処理法、道路交通法など、あらゆる法令違反に当たる可能性があります。何より、タバコのポイ捨てによって火災につながるおそれもあるため、絶対におこなってはいけません。
さらに飲酒運転に関しては「基準値の2倍以上のアルコールが検出されたにもかかわらず、否認しているだけに反省の意思などが皆無なのは明白」「容疑を否認しているのが有り得ない」といった声も上がっています。
また「日本に居てもこれだけ遵法精神が皆無なら、やった事の責任をきっちり取らせた後、即刻日本への出入り禁止措置でいいと思います」「違反や犯罪をした外国人の在留資格や各種ビザは即剥奪する決まりにしたらいい」など、外国人による違反や犯罪が相次ぐ中で厳重な処分を求める意見も多く聞かれました。
なお今回の事案のように酒気帯び運転で検挙された場合、刑罰として「3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金」を科される可能性があるほか、検出されたアルコール濃度に応じた行政処分を受けることとなります。
具体的には、アルコールが呼気1リットルあたり0.15mg以上0.25mg未満であれば違反点数13点で免許停止処分90日(行政処分前歴がない場合)、また呼気1リットルあたり0.25mg以上であれば違反点数25点で免許取り消し処分(欠格期間2年)となります。
ニュースでよく報じられる酒気帯び運転の「基準値」とは呼気1リットルあたり0.15mgであり、今回の事案では基準値の2倍以上、つまり0.3mg以上が検出されたため、免許取り消し処分となる可能性があると考えられます。
そのほかインターネット上では「こんな通報で飲酒運転がバレることもあるんだな」といった驚きの声も聞かれました。
過去には飲酒運転をした男が信号待ちで寝落ちし、これを目撃した人が110番通報して発覚した事例のほか、ガソリンスタンドの店員が客から酒のにおいがすることに気づいて110番通報した事例なども発生しており、通報がキッカケで検挙に至るケースも決して少なくないといえるでしょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。































