全長5m超え! 新「SUVミニバン」公開! 3.6リッター「V6」搭載の「4WDモデル」! 超“広びろ内装”もイイ「クライスラー パシフィカ・グリズリー・ピーク・コンセプト」米国に登場
ステランティスは2025年8月22日、クライスラーのミニバン「パシフィカ」をベースにした「パシフィカ・グリズリー・ピーク・コンセプト」を初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
ビッグな新「SUVにミニバン」!?
ステランティスは2025年8月22日、クライスラーのミニバン「パシフィカ」をベースにした「パシフィカ・グリズリー・ピーク・コンセプト」を、米コロラド州で開催された「オーバーランド・エキスポ・マウンテンウエスト」(会期:8月22〜24日)で初公開しました。
40年以上にわたってアメリカのミニバン市場を牽引してきたクライスラーの主力モデルがパシフィカです。
初代は2004年にクロスオーバーモデルとしてデビュー。2017年のフルモデルチェンジで本格的なミニバンへと進化しました。

ボディサイズは全長204.3in(5189mm)×全幅79.6in(2022mm)×全高69.9in(1775mm)、ホイールベース121.6in(3089mm)。3.6リッターV型6気筒エンジンのガソリン仕様とプラグインハイブリッド車(PHEV)が設定されています。
そんなパシフィカのAWDモデルをベースに、クルマを第二の家として旅を楽しむ、いわゆるバンライフへのニーズに応えるかたちで企画されたのが、今回のグリズリー・ピーク・コンセプトです。
エクステリアは、淡いグリーン系のマット塗装を基調に、ボディ下部をブラックで仕上げてSUVのような力強さを演出。熊をかたどった専用バッジも与えられています。
足まわりはオールテレーンタイヤと18インチホイール、そして特注のサスペンションでリフトアップ。グランドクリアランスは標準仕様に比べてフロントで約70mm、リアで約64mm高くなっています。
ルーフにはラックを備え、スペアタイヤやキャンプに役立つ格納式オーニング、LED補助ライトなども装着。冒険心をかきたてる仕立てとなっています。
インテリアも大胆な改造が施されています。3列目シートは取り外され、代わりに大きなカーゴフロアパネルを設置。これにより広い荷室が確保され、就寝スペースとしても利用できます。
そのほかアクセサリーコンセントや収納ボックス、救急キットなどで利便性を向上。一方で、シートをセメントグレーカラーとし、オレンジステッチを施すなど、ファッショナブルなデザイン性も追求されています。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。














































