日産セレナ、「7人乗り」と「8人乗り」はどう違う? シートアレンジや「デュアルバックドア」の便利さにも注目!

日産のミドルサイズミニバン「セレナ」には多彩なラインナップや便利な装備が用意されています。具体的にはどのような特徴があるのでしょうか。

充実した装備やラインナップで広がる選択肢

 日産「セレナ」は、全幅が1695mmの5ナンバーサイズを基本とするミドルサイズミニバンです。

 人気の「ハイウェイスター」と現行型から新設された最上級の「ルキシオン」は、全幅が1715mmで3ナンバーになります。

 ラインナップや装備はどのようになっているのでしょうか。

「デュアルバックドア」はセレナならではのアイテム!
「デュアルバックドア」はセレナならではのアイテム!

 6代目となる「C28」型は、先代からプラットフォームを共有しつつ、新開発となる「e-POWER」専用エンジンと組み合わされた第2世代のe-POWER、ハンズオフドライブに対応する「プロパイロット2.0」、一度駐車した場所を駐車枠として記録できるメモリー機能付「プロパイロット・パーキング」などの先進安全装備を用意。

 2WDは7人乗りの「ルキシオン」をのぞき、3列8人乗り。4WDは「X」、「XV」、「ハイウェイスターV」が8人乗り、「e-4ORCE」が7人乗りのみとなっています。

 パワーユニットは、1.4リッターエンジンを積む100%電動駆動のシリーズハイブリッドe-POWERのほか、2.0リッターガソリン車を設定。第2世代のe-POWERは、モーター駆動のスムーズな加速はもちろん、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできる「e-Pedal Step」の操作性も向上しています。

 2024年10月に追加された電動駆動4輪制御技術の「e-4ORCE」は、前後モーターと左右のブレーキで4輪の駆動力をコントロールし、雪上などの滑りやすい路面でも高い操縦安定性を誇ります。

 先代とプラットフォームを共有することもあり、リヤスライドドアの足元には、床面から一段低い位置にステップが設けられています。

 ライバルであるトヨタ「ノア」、「ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」がノンステップフロアを採用しているのに対し、若干ですが基本設計の古さを感じさせます。それでも大開口部を備えるリヤスライドドアの利点を活かした良好な乗降性を確保しています。

 定評ある大きなキャビンとシートアレンジは進化しています。運転席の足の通過スペースが先代から120mm拡大され、1列目左右間のウォークスルーがしやすくなりました。また、3列目にもシートスライドが備わり、3列目の足元空間を確保しやすくなっています。

 8人乗りのシートアレンジは、e-POWER車にも「スマートマルチセンターシート」を用意したのがトピックス。

 1列目から2列目までスライドさせることができ、1列目左右間にセットすれば1列目間のアームレストになり、2-3列目間のウォークスルーにも対応。2列目にセットすれば、3人掛けが可能になります。

 7人乗りのルキシオンは、両側アームレスト付のキャプテンシート、フロントセンターコンソールを搭載し、e-4ORCE車にはキャプテンシートとフロントセンタートレイを標準化し、ロングドライブ時などの快適性を確保します。

 3列目は左右跳ね上げ式を採用。スプリングのアシストが強いノア/ヴォクシーよりも操作時には力が要りますが、セレナはガラスハッチも備えた「デュアルバックドア」を採用するのが美点です。

 障害物などで車両後方が狭くてもガラスハッチのみの開閉可能で、バックドア全体を開け閉めしなくてもすみます。なお、デュアルバックドアは、重量が嵩むことから電動開閉機構は未設定となっています。

 また、セレナは多彩なラインナップを用意しています。

 日産モータースポーツ&カスタマイズによるカスタマイズモデルで大人の上質感が漂う「AUTECH(オーテック)」、足まわりやボディ剛性、快適性までをトータルチューニングされたよりスポーティな「AUTECH SPORTS SPEC」に加えて、車中泊仕様である「マルチベッド」も設定。

 内外装の好みやアウトドア派などのニーズに応じて選択できるのもセレナの美点です。

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Writer: 塚田 勝弘

中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。

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