日産の新「5人乗り“スライドドア”バン」に「外遊び仕様」登場!? ちょびっと「ワイドなフェンダー」の精悍“タフ”仕様に! 艶消しブラックで超カッコいい「キャラバン“SOTOASOBIパッケージ”」とは
2025年8月25日、日産は商用バン「キャラバン」に「SOTOASOBIパッケージ」を設定しました。いったい、どのような内容なのでしょうか。
アウトドアで遊びつくすための「相棒」に
2025年7月17日、日産は「キャラバン」の一部改良モデルを発表し、8月25日より発売しました。
ロングドライブの負担を軽減する新たな先進運転支援機能を追加したほか、カスタマイズアイテムをセットした「SOTOASOBIパッケージ」を設定しました。
どのようなパッケージなのでしょうか。

キャラバンは、1973年に登場したワンボックス型の商用バンおよびワゴン車です。現行型で5代目となります。
5代目は2012年のデビュー当初、「NV350キャラバン」の車名で登場しましたが、2021年のマイナーチェンジを機にキャラバンに改められました。
今回の一部改良では、各種法規に適合したうえで、長距離走行の多いユーザー向けに安心・安全・快適を提供する機能として、車間距離制御付きクルーズコントロール「インテリジェント クルーズコントロール」をガソリン車にクラス初採用しました。
そして、新たに設定されたSOTOASOBIパッケージについて、日産は次のように説明します。
「クルマを釣りやキャンプなどのアウトドアレジャーで遊びつくすための“相棒”として、またアウトドアギアのひとつとして使いこなすという新しい価値観」を提案するものです」
具体的には、「プロテクションシールド」と「フェンダーガーニッシュ」、そして「SOTOASOBIパッケージ専用エンブレム」の3つから構成されています。
プロテクションシールドは、日産独自開発の業界初となる撥水・防汚・耐候機能をもったマット調サテンブラック高品質フィルムを採用。これをラッピングとして用いたことにより、飛び石などからボディを守りながらフロントマスクを引き締めます。
フェンダーガーニッシュは、SUVなどのカスタムを手がけるJAOS製。タフさと精密さ、耐衝撃性を備えたもので、片側わずか10mm以内というタイトなサイズ感ながらも、緻密な造形とダミーボルトによる無骨な存在感が特徴です。
専用エンブレムは、小型ながらも立体感のある樹脂製のエンブレムが両サイドに装着されることで、SOTOASOBIパッケージの世界観を象徴しています。
日産は、今回登場したSOTOASOBIパッケージについて、カスタムカーイベント「東京オートサロン2025」で出展された「エクストレイル アンウィンド コンセプト」と「エクストレイル リマスタード コンセプト」が、ユーザーから多くの反響を得たことが今回の市販化につながったと説明しています。
エクストレイル アンウィンド コンセプトは、日産独自のハイブリッドシステムである「e-POWER」を搭載した現行モデル(T33型)の「エクストレイル」をベースに、テラスを載せたトレーラーとともに、インドア/アウトドアの境界を越えた空間が演出されたコンセプトモデルです。
一方のエクストレイル リマスタード コンセプトは、先代のエクストレイル(T32型)をベースにしたコンセプトモデルで、アナログレコードを楽しめるような空間が特徴です。
いずれも、クルマがアウトドアレジャーを楽しむための相棒として位置づけられており、今回登場したキャラバンのSOTOASOBIパッケージと近いコンセプトを備えています。
SOTOASOBIパッケージの価格(取付費・消費税込み)は、アラウンドビューモニター付車で19万8155円、アラウンドビューモニター無車で19万5955円となっています。
なお日産では、8月21日に発表したミドルクラスSUVの新型「エクストレイル」(マイナーチェンジモデル)においても、同様のSOTOASOBIパッケージを設定しました。
新車に加えマイナーチェンジ前のモデルにも対応可能なほか、先代T32型向けのSOTOASOBIパッケージも用意されます。
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日産販売店では、SOTOASOBIパッケージの発売に合わせて「GORDON MILLER(ゴードンミラー)」ブランドの商品の取り扱いを開始しています。
オートバックスセブンが展開するガレージライフスタイルブランドのゴードンミラーは、「愛車のあるガレージから拡張していくライフスタイル」をコンセプトにしたカー用品を展開しています。
いずれの製品も、SOTOASOBIパッケージの世界観を拡幅するものとなっています。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。















































































