232万円! 日産「新コンパクトカー」発表! 最も低燃費な「リッター28キロ超え」&豊富なボディカラーがイイ! “静粛性”や安全機能も魅力のシンプル仕様! 「ノート X」最安モデルとは?
2025年8月28日、日産は「ノート」シリーズを一部改良し、同日より発売すると発表しました。そんなノートのなかでもエントリーモデルの「ノート X 2WD」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
進化した最安モデルの仕様とは?
日産は2025年8月28日、「ノート」「ノート オーラ」「ノート オーラ NISMO」の一部仕様を改良し、同日より販売を開始すると発表しました。
そのなかでも、ノートシリーズで最も手頃な価格で購入できるのが「ノート X 2WD」です。
一体どのようなモデルなのでしょうか。

初代ノートは2005年に登場し、2012年には2代目、2020年には現行型となる3代目が発売されました。
さらに2021年には、上質さを追求したノート オーラ、走行性能に磨きをかけたノート オーラ NISMOがラインナップに加わり、幅広い層から支持を得ています。
実際に、日本自動車販売協会連合会が公表している2025年7月の乗用車ブランド通称名別順位(新車登録台数ランキング、軽自動車除く)では、ノートシリーズは7824台を記録し、全体で6位にランクイン。
名実ともに日産を代表する人気コンパクトカーに成長しました。
現行3代目ノートは、すべてのモデルで1.2リッター3気筒エンジンを発電専用に用い、電気モーターで走行する「e-POWER」を搭載。
ロードノイズにエンジン音を重ねて静粛性を高める技術や、日産車で初めて採用された1470MPa級の超ハイテン材など、デビュー当時は革新的な装備が注目を集めました。
今回の一部仕様向上では、車両や歩行者を検知して衝突回避を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の検知範囲を拡大。
加えて最新の法規にも対応しました。さらに、降車時に後席の人や荷物の置き忘れを防ぐ「後席リマインダー」を全車標準装備とし、安全性と利便性の両面を強化しています。
また同日、特別仕様の「AUTECH LINE」が新たに設定されることも発表されました。
このシリーズは、車種ごとに最適化した専用カスタマイズを施すことで、より個性的な一台を求めるユーザーに向けたもので、すでにワンボックス車「キャラバン」にも展開されています。
そんなノートシリーズの中で最もベーシックな位置づけとなるノート X 2WDは、シンプルな仕立てと優れた燃費を兼ね備えた実用的なグレードです。
ボディサイズは全長4045mm×全幅1695mm×全高1520mmで、ホイールベースは2580mm。
街中で取り回しのしやすいコンパクトなサイズ感が魅力です。
ボディカラーはモノトーン10色と2トーン2色の計12色を用意。
エクステリアは、水引をモチーフとした16インチフルホイールカバー、カラードグリル、シャープな造形のLEDヘッドランプなど、シンプルながらも洗練された印象を与えます。
インテリアはブラック基調で落ち着いた雰囲気を演出し、9インチの高解像度大型モニターや多彩な収納スペースなど、日常使いに便利な装備も充実。
最も安価なグレードでありながら、快適性や実用性に不足は感じさせません。
パワーユニットは1.2リッター3気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたe-POWERを搭載し、WLTCモードで28.4km/Lというノートシリーズのなかで最も優れた燃費を誇ります。
なお、e-POWERは常にモーターのみで走行し、発電専用のエンジンは最高出力82ps、最大トルク103Nmを発生します。
そんなノート X 2WDの価格(消費税込み)は232万8700円と価格を抑えながらも、燃費性能と実用性を兼ね備えた、コストパフォーマンスに優れた一台といえるでしょう。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。




























