新車270万円! 日産「新キャラバン」発売! 歴史ある「商用バンの皇帝」が進化! ワンボックスでも超スポーティな「オーテック仕様」も登場!
日産は「キャラバン」の装備を一部見直し、快適装備を中心とした仕様の変更とともに新グレードの追加をおこないました。
新車270万円! 日産「新キャラバン」発売!
日産は2025年8月25日、「キャラバン」の一部改良モデルを発売しました。
キャラバンは、日産が展開するキャブオーバー型の商用バンです。
今回の改良では、一体どのような進化を遂げているのでしょうか。

初代キャラバンは1973年に登場し、以来、多目的な車両として物流や福祉、送迎など幅広い分野で活用されてきました。
1977年には車いす用リフト付きの「チェアキャブ」が設定され、福祉車両の先駆けとしても知られています。
現行モデルは6代目にあたるE26型で、2012年に発売されました。
以降、用途やユーザーの多様化に対応する形で改良を重ね、様々な仕様や特装車が展開されています。
ボディサイズは仕様により異なりますが、「ロングボディ+標準幅+標準ルーフ仕様」の場合、全長4695mm×全幅1695mm×全高1990mm、ホイールベースは2555mmです。
エクステリアは直線的なボディラインと大きなグリルを特徴とし、商用車としての機能性を備えた設計となっています。
そして今回新たに設定された「プレミアムGX アウトドアブラックエディション」では、フロントグリルやバンパーなどにブラック加飾が施され、引き締まった印象を与える外観となっています。
インテリアは内装色がブラックで統一され、メッシュやジャカード織物などグレードによって異なるシート表皮が用意されています。
さらに上級グレードには、スパイナルサポート機能付きのシートが採用され、快適性の向上も図られました。
また、ディーラーオプションとして9インチのナビゲーション画面に対応するナビフィニッシャーも設定されています。
パワーユニットには3種類のエンジンが用意され、用途に応じて選択が可能です。
ガソリンエンジンは2リッターの「QR20DE」と2.5リッターの「QR25DE」、ディーゼルエンジンは2.4リッターの「4N16」が設定されています。
トランスミッションは7速ATで、マニュアルモードも備えています。
先進安全装備としては、インテリジェント エマージェンシーブレーキやアラウンドビューモニター、インテリジェント ルームミラーなどをグレード別に設定。
今回の改良では、ガソリン車に「インテリジェント クルーズコントロール」が新たに採用され、高速走行時の加減速制御によってドライバーの負担軽減を図っています。
また、法規適合のほか長距離走行の多い顧客層に向けて、先行車発進お知らせ機能やコンフォートフラッシャー、タイヤ空気圧警報システムなどの装備が追加されました。
シートには振動吸収性のあるクッション材が採用され、乗り心地の向上も図られています。
そして「プレミアムGX」をベースとした新グレード「プレミアムGX アウトドアブラックエディション」が新設定。
このグレードではエクステリアの各部にブラック加飾が施されており、カスタマイズ用途を想定したクールな仕様となっています。
この新しいキャラバンの車両価格(消費税込、以下同)は、バンタイプの「DX」が270万8200円から、「グランドプレミアムGX」が458万3700円からとなっています。
そして「プレミアムGX アウトドアブラックエディション」は2WD仕様で341万6600円から、4WD仕様で448万6900円からとなっています。
あわせて、新たに発表されたカスタムカー「オーテックライン」は、「プレミアムGX」または「グランドプレミアムGX」をベースにした特別仕様車です。
専用の防水シートやアルミホイールを装備し、オプションでルーフスポイラーやブラックパッケージの選択が可能。
対応するボディカラーにはピュアホワイトパールやミッドナイトブラックなど6色が用意されています。
こちらの車両価格は「オーテックライン」が344万9600円から、「オーテックラインプラス」が361万7900円からとなっています。
いずれもディーゼルエンジン搭載車や4WD車には価格が上乗せされ、用途や仕様に応じた選択が可能です。
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このように、今回の一部変更によって仕様を向上させた新しいキャラバンは、安全機能や運転支援機能の拡充に加え、新たなグレードや特別仕様車の投入によって、用途の幅がさらに広がる内容となっています。
また標準モデルからカスタムカーまで多彩な選択肢が揃えられたことで、商用・レジャーを問わず、より幅広いニーズに対応するモデルへと進化しました。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。




























































