トヨタ新「“コンパクト”スポーティセダン」公開! 迫力の「大口顔」&1.5リッター「直4」採用! リッター29.4km走る「ヤリス エイティブ HEV GRS」泰国に登場
トヨタのタイ法人は2025年8月20日、現地で生産しているコンパクトセダン「ヤリス ATIV(エイティブ)」に、スポーティな装いのハイブリッド車(HEV)「ヤリス エイティブ HEV GRスポーツ」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
トヨタの新「“コンパクト”スポーティセダン」
トヨタのタイ法人は2025年8月20日、現地で生産しているコンパクトセダン「ヤリス ATIV(エイティブ)」に、スポーティな装いのハイブリッド車(HEV)「ヤリス エイティブ HEV GRスポーツ」を発表し、発売しました。
ヤリス エイティブは、日本でも販売されている世界戦略車「ヤリス」とはデザインもプラットフォームも異なる、新興国向け4ドアセダン。
タイでは2017年のデビュー以来、累計販売台数28万台を超える人気モデルとなっています。

ヤリス エイティブはタイ国内で生産され、世界34か国以上に輸出されているのも注目すべきポイントです。
現地調達率は73%に達しており、部品メーカーや関連サプライチェーンへの波及効果も大きく、タイの自動車産業の発展に寄与しています。タイ経済の観点からも重要な役割を担うモデルと言えるでしょう。
そんなヤリス エイティブに今回、新たにHEVが追加され、そのスポーティ仕様となるヤリス エイティブ HEV GRスポーツも発表されました。
エクステリアでは、フロント&リアバンパー、ホイールを専用デザインとするとともに、ブラックのトランクスポイラーを装着。さらにルーフパネルとドアミラーカバーをブラックで統一し、精悍で引き締まった印象を強調しています。
トヨタのスポーツブランド「GR」の名を冠するグレードにふさわしい仕立てとなっており、ボディカラーはブラック、レッド、ホワイトパールの3色を設定します。
インテリアはブラックを基調とし、シートやステアリング、トリム類にレッドステッチをあしらうことで、スポーティな雰囲気を演出しました。
さらに10.1インチのディスプレイオーディオを搭載し、Apple CarPlayやAndroid Autoのワイヤレス接続に対応しています。ワイヤレス充電機能や自動防眩ルームミラーも備え、利便性と快適性を高めています。
パワートレインは1.5リッターの直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたシステムで、最高出力は111馬力。カタログ燃費は29.4km/L。高出力と低燃費を両立しています。
参考までに既存の1.2リッター直列4気筒ガソリンエンジン搭載車は最高出力が94馬力、カタログ燃費が23.2km/Lとなっています。
ヤリス エイティブ HEV GRスポーツの価格は76万9000バーツ(約340万円)です。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。














































































