めちゃ“手軽”にモータースポーツを体感! 「初心者こそ大歓迎」な画期的新サービス登場! プロの指導&運転のキホンを学べるKINTO「MOSKIN」始動 “第一弾”イベントが凄かった
特設コースで「スポーツ走行のキホン」を実践
まず、運転操作の基本である「全開・フルブレーキング」では、公道では試せない全開加速とABSを効かせた急制動を体感。単に公道での緊急回避に役立つだけでなく、サーキット走行においてはダラダラ踏まない、強めの短いブレーキングは重要です。
モータースポーツ未経験者の参加者に対しては、慣れないブレーキングに車内の無線機からは「3倍強く踏んでください」「ブレーキが優しすぎます」などと、猪爪選手からの熱い指導が入ります。
続いての慣熟走行では、コース走行に備えて走行ラインの確認と、コースの習熟を行います。先頭のお手本を参考に、参加者は隊列をなして頭に叩き込みます。
「アウト・イン・アウト」や、コーナーでのアクセルワークについて、猪爪選手からアドバイスが入ります。
CGパーク内はパイロンでコースが作られており、どこか見覚えのあるコーナーが存在。レーサー鹿島氏によると、30度の急バンクがあった時代の富士スピードウェイのレイアウトを再現しているのだと話します。

実践走行に移ると、慣熟走行やアドバイスで学んだことをもとに、実際に運転して体験。ブレーキングによる荷重移動や走行ラインの取り方、クリッピングポイントでのステアリングの切り方などを、試行錯誤しながらアタックします。
ついついコーナーではアクセルを緩めてしまい、またブレーキングもダラダラしがちですが、猪爪選手はその点に気づき、「メリハリのあるドライビングが必要」と話します。
今回サーキットレンタルとして提供された車両は「86」や「ヴィッツ RS」、「ヤリス」「GRヤリス」などがあり、FF/FR/4WDという駆動方式の違いのほか、ヴィッツ RSではパワーが少ないため、いかにスピードを落とさずに曲がっていくかを研究できます。
またアンダーステアとは一体どんなものなのか、VSCの介入のタイミングなども知ることができ、基本的なクルマの挙動を再確認できます。
模範走行のタイムも設けられ、猪爪選手による”お手本”を見学。クルマの挙動にはムダがなく、タイヤのスキール音も少なかったことから、グリップを活かして走行していることがわかります。
2時間ほどの走行はあっという間で終了。タイム測定はありませんが、アドバイスの効果もあり、走行を繰り返すうちにクルマの「曲げ方」などを徐々に習得。ほかの参加者もみるみるうちに上達していっているのがわかります。
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猪爪 杏奈選手は、修了式でモータースポーツの思いについてこのように語ります。
「皆さん最後に向かって、タイヤとクルマの限界を引き出していて、とてもよかったなと思います。
モータースポーツは、1000分の1秒を争うレースをしなくても、クルマの限界を知るという体験をしていれば、公道の運転に余裕ができ、スピードにも余裕が生まれて、運転が上手になると思います。
そうすると事故を起こす人も少なくなるし、渋滞も減るし、モータースポーツが国民的スポーツになれば、もっと日本中がハッピーな国になるんじゃないかなと思います。
(私自身は)サーキットでクルマの限界を体感したら面白く感じてレースの世界に入ったので、今日(体験して)面白いと思ってくれた方は、まわりにもクルマを運転しているが限界を知らないという方もたくさんいると思います。そういった方と一緒にぜひまた来ていただきたいです」
また、今回のサービスについて、KINTO 総合企画部 部長の布川 康之氏は以下のように話しています。
「(参加者の走りは)顕著な違いで、最初の1本目は普通にゆっくりと走行するような感じだったのが、2本目、3本目になると、猪爪さんからの『檄』も飛んでいることもあり、どんどん動きが変わっていっていくのがわかり、クルマってこんな性能があるんだと驚かれる方が多かったようです。
そういった新たな発見や驚きがモータースポーツの醍醐味だと思うので、やってよかったなと思います。
KINTOは今回のMOSKINや『旧車レンタル』など、クルマを楽しむという軸のサービスを用意しています。本家のサブスクのほうも、今後はレベルアップしていく予定ですので、期待していただけたらと思います」
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なお、今後はサブスク契約者向けの走行体験会やEVカート走行会なども展開予定のほか、エントリー層に対しレースの参戦を「丸ごとサポート」する新サービスも検討中だといいます。
Writer: くるまのニュース編集部
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