日産「“新”エクストレイル NISMO」初公開! 最新「スポーツ仕様」は高性能4WD&走りの“専用サス”採用! 「たった100万円程度」追加で買える「コンプリートカー」の特徴は

日産「エクストレイル」のマイナーチェンジモデルが発表されました。なかでも、スポーティなカスタムカー「NISMO」が追加されたことが注目されます。一体どのようなモデルなのでしょうか。

「エクストレイルNISMO」登場

 日産は2025年8月27日、マイナーチェンジを行ったミッドサイズSUV「エクストレイル」を発表しました。

 ラインナップには「エクストレイルNISMO」が設定され、2025年9月24日に発売されます。

 日産のモータースポーツからのフィードバックを受けた純正コンプリートカー「NISMOロードカー」モデルで、エクストレイルとしては本格スポーツモデルとなるエクストレイルNISMOの特徴を紹介します。

マイチェン「エクストレイル」に設定の「NISMO」とは
マイチェン「エクストレイル」に設定の「NISMO」とは

 NISMOロードカーは、日産のモータースポーツ部門である「NISMO」からのフィードバックを受け、「より速く、気持ち良く、安心して走れる車」をコンセプトに展開される純正コンプリートカーです。

 最新ラインナップは、FRスポーツカー「フェアレディZ」を頂点に、コンパクトカー「ノートオーラ」、電動フラッグシップSUV「アリア」が展開されていますが、そこにエクストレイルが仲間入りしました。

 コンセプトは「情熱体験をもたらすグランドツーリングSUV」とし、専用の内外装に加え、空力特性やメカニズムではNISMOチューニングが施されているのが大きな特徴です。

 NISMOとSUVの魅力と機能が凝縮されたエクステリアは、かなりスポーティ。各部のブラック化に加え、NISMOを象徴するレッドのアクセントが加えられています。

 ブラック仕上げのフロントグリルには、上部にダーククロムのアクセントを加えることで、シグネチャーランプとの一体感を与え、ワイドで力強いフロントマスクを表現しています。

 さらにリップタイプのロアフィニッシャーを前後左右に装着することで、スポーツモデルであることを強調するだけでなく、空力特性も向上させています。

 また足元のエンケイ製20インチアルミホイールは、カッコよさだけでなく、軽量化と高剛性、空力特性にも高機能ホイールとなっています。

 リアスタイルでは、フォーミュラカーを彷彿させるバンパー中央のLEDフォグランプも良いアクセントに。

 専用部品は多くはありませんが、しっかりとNISMO風味を強めるだけでなく、走りを安定させるダウンフォースも高めているのは、NISMOならではの技といえるでしょう。

 もちろん、インテリアもNISMO仕様に。ブラックを基調としながらも、エクステリア同様にレッドをアクセントに採用。ダッシュボードやシート、センターコンソールなどにはレッドステッチが加わります。

 さらにドライバーをサポートすべく、ステアリングやシートの素材が変更され、触感を高めるだけでなく、滑りにくいものとしています。

 また、よりコダワリの強いオーナー向けにはオプションとして、ホールド性を高めた「NISMO専用チューニングRECAROスポーツシート」を選択することも可能です。

 スタートボタンやドライブモードセレクターもNISMO専用仕様となることも、ドライバーの心を高揚させてくれるポイントです。インテリア仕様は、走りのモデルとなった2列シートの5人乗りのみとなります。

 パワートレインはベース車同様のスペックとなりますが、日産自慢の電動4WD「e-4ORCE」には、専用チューニングを施した「NISMO tuned e-4ORCE」に。

 特徴は、後輪の駆動力配分を増やし、旋回性能を高めることにあります。つまりよりシャープなコーナリングが楽しめるように味付けされています。

 専用e-4ORCEの味わいを最大化するために、パワーステアリングと足回りにも専用チューニングを実施。ショックアブソーバーには、「カヤバ製スウィングバル」を日産車初採用。

 タイヤも、アリアNISMOにも採用するミシュラン「パイロットスポーツEV」へとアップグレードさせています。

 新世代VCターボ(可変圧縮比)エンジンと第2世代e-POWERが生む走りの良さで知られるエクストレイル。このスポーティさに磨きをかけたのがNISMOです。

 SUVとしての機能もしっかりと受け継ぐべく、最低地上高もベース車同様の185mmを維持しています。

 最後に注目の価格ですが、全車4WD仕様となり、「X e-4ORCE」と同等レベルの装備内容となるベースモデルが541万6400円(消費税込み)。

 コネクテッド機能やナビシステム、「プロパイロットパーキング」などの先進機能を充実させ、「G e-4ORCE」と同等レベルの装備内容を持つ「アドバンスパッケージ」が596万2000円となっています。

 つまり、100万円+αが“NISMO代”となります。走行性能とドレスアップの内容を鑑みれば的確な価格。いや、むしろお買い得といっても良さそうです。

【画像】超カッコいい! これが日産「新型X-TRAIL」に追加された“NISMO”です! 画像で見る(30枚以上)

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Writer: 大音安弘(自動車ライター)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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