“水平対向エンジン”搭載の「新“2ドア”スポーツカー」 3.0リッターで「600馬力」発揮&旧車デザイン採用の「REZVANI RR1」米国で披露されたモデルとは

アメリカの新興自動車メーカー、REZVANI(レズバニ)は2025年8月8日、カリフォルニア州ペブルビーチなどで開催されたモントレー・カー・ウィーク(会期:8月8日〜17日)で、ポルシェの「911」をベースとした新型「RR1」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

水平対向エンジン搭載の2ドアスポーツカー

 アメリカの新興自動車メーカー、REZVANI(レズバニ)は2025年8月8日、カリフォルニア州ペブルビーチなどで開催されたモントレー・カー・ウィーク(会期:8月8日〜17日)で、ポルシェの「911」をベースとした新型「RR1」を発表しました。

 RR1は、同社が新たに立ち上げた「レズバニ・レトロ」ブランドの第1弾。ベース車はポルシェの現行型「911」、つまり992型を採用しながら、そのデザインは1970年代のレーシングカー「935」(前期型)にオマージュを捧げています。

 現代のプラットフォームに往年のレーシングスピリットを融合させることで、独自のスポーツカー像を提示しました。

迫力の旧車デザインがいい! RR1!
迫力の旧車デザインがいい! RR1!

 ボディはカーボンファイバー製に刷新され、ワイド&ローのフォルムや大型リアウィング、レッド&スカイブルーのストライプ、フェンダー前後のエアベントなど、935を彷彿させるレーシーなデザイン要素を盛り込んでいます。

 そのクラシカルな演出は、円形ヘッドライトにも及びます。最新911はやや寝かせ気味のデザインですが、RR1では垂直に近い角度で配置され、935のイメージに近づけています。

 レッド&ライトブルーのカラーリングはインテリアにも反映されています。シートやドアパネルにはボディ同様の配色が取り入れられ、外装と統一感を持たせています。

 ダッシュボードにはアナログストップウォッチが2つ配置され、クラシックなモータースポーツの雰囲気を強めています。最新のデジタル機能を備えながらも、往年のレーシングカーを思わせる仕立てが特徴です。

 リアに搭載される水平対向6気筒エンジンは、専用チューニングにより3.0リッター仕様が最高出力600馬力、3.8リッター仕様が750馬力を発生します。

 販売は新車ではなく、ユーザーが所有する911(992型)をベースに改造する形で行われます。改造価格(車両本体は別)は19万8000ドル(約2800万円)からで、各仕様50台ずつの限定提供となります。

 なお、今回披露されたデモカーには、多数のオプション装備が組み込まれていました。レッドホイールカバー(4500ドル、約70万円)、ロールケージ(5500ドル、約85万円)、ブレンボ製6ピストンキャリパー(1万2500ドル、約190万円)など。カスタマイズ次第でさらに特別な1台に仕上げられる可能性を示しています。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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