トヨタ新「プリウス」発表! 斬新「新たな燃料」仕様の「爆エコマシン」! 高性能モデルの「プロトタイプ」ブラジルに登場

トヨタのブラジル法人は2025年8月11日、フレックス燃料に対応するプラグインハイブリッド車(PHEV)「プリウス」の新たなプロトタイプを、現地イベントで発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

新燃料のプリウス

 トヨタのブラジル法人は2025年8月11日、フレックス燃料に対応するプラグインハイブリッド車(PHEV)「プリウス」の新たなプロトタイプを、現地イベントで発表しました。

 自動車分野におけるフレックス燃料は、ガソリンとバイオエタノールを自由な比率で混合して使用できる燃料を指します。

 バイオエタノールの主な原料となるサトウキビは、成長過程で大気中のCO2を吸収するため、燃焼時に排出されるCO2は実質的に相殺されると考えられています。

超エコな新プリウス!
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 そのため環境にやさしい燃料と位置付けられ、特にエタノール資源が豊富なブラジルを中心に普及が進んでいます。

 トヨタはすでにフレックス燃料仕様のハイブリッド車(HEV)をブラジル市場に投入しており、対象モデルは「カローラセダン」と「カローラクロス」で、これらは現地で高い需要を背景に販売が拡大しています。

 今回のプリウスPHEVフレックス燃料仕様は、それに続く新たな挑戦であり、トヨタが掲げる「マルチパスウェイ戦略」の一環として開発されたものです。

 HEVやPHEV、バッテリー電気自動車(BEV)、燃料電池車(FCEV)といった多様なパワートレインに加えて、燃料そのものの多様化にも取り組み、各地域のエネルギー事情や社会インフラに応じた最適なソリューションを提供しようとしています。

 プリウスPHEVフレックス燃料仕様の基本構造は、市販のプリウスPHEVとほぼ同じですが、燃料系部品の材質や制御システムに専用設計が施されています。

 バイオエタノールはガソリンに比べて発熱量が低く、同じ出力を得るためにはより多くの燃料を噴射する必要があります。また吸湿性や腐食性が高いため、燃料パイプやシール材には耐エタノール性のある素材を採用しています。

 さらに揮発性の低さから低温時の始動性に課題があるため、エンジン制御ユニットが混合比を検出し、点火時期や噴射量を最適化する仕組みを備えています。

 同社の幹部は次のように述べています。「トヨタはHEVとフレックス燃料HEVの先駆者となりました。そして今、プリウスPHEVフレックス燃料仕様プロトタイプによって、より持続可能なモビリティへのコミットメントを改めて表明します」

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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