70万円安いトヨタ「“新”クラウン」発売! 全長4.7mちょうどいい「ハリアー」サイズの“スポーツタイプ”に「めちゃお買い得」仕様が登場! “手頃”すぎるクラウンスポーツ「G」の特徴は
トヨタは「クラウンスポーツ」を一部改良し、新グレードとして「G」を設定しました。従来モデルよりも安価になっていますが、どのようなグレードなのでしょうか。
70万円も安い「G」 上級「Z」との違いはわずか?
トヨタは2025年7月30日、「クラウン」シリーズのミドルサイズSUV「クラウン スポーツ」一部改良モデルを発売しました。
改良では新グレードとして「G」が設定されたのが注目されます。
走行性能や安全装備を備えながら、価格を抑えたバランスの取れたグレードであるという「G」は、どのような装備となっているのでしょうか。

クラウンスポーツは、2023年11月に発売。現行型で16代目となったクラウンシリーズのうち、「クラウンクロスオーバー」の次ぐ第2弾モデルとして登場し、「美しいデザイン」と「楽しい走り」を特徴とするモデルです。
4つの異なるスタイルを持つ16代目のクラウンシリーズの中でも、「スポーツ」は名称の通り、スポーティな外観とダイナミックな走行性能に重点を置いた仕様で展開されています。
ボディサイズは、全長4720mm×全幅1880mm×全高1565mmで、ホイールベースは2770mm。トヨタ「ハリアー」とは近いサイズを持ちます。
エクステリアには、最新の「ハンマーヘッド」モチーフのフロントフェイスを採用。ボディサイドは抑揚のあるフェンダー造形としたほか、リアは真一文字のデザインではなく、あえて4灯スタイルを採用することで、スポーティさを際立たせています。
アルミホイールは21インチの大径を採用。足元に存在感を持たせるとともに、ダイナミックな走行性能を予感させます。
インテリアはブラックを基調にしたスポーティな雰囲気で構成。機能ごとに操作系統をまとめた「アイランドアーキテクチャー」は、操作性を高めています。上級モデルではレッドとブラックのカラーリングを採用し、躍動的なイメージを与えています。
パワートレインは、2.5リッターのガソリンハイブリッド(HEV)に加え、同エンジンのプラグインハイブリッド(PHEV)仕様を用意。PHEVでは306馬力を発揮します。駆動方式は全車4WD「E-Four」です。
また、クラウンスポーツならではの特徴として、DRS(ダイナミックリアステアリング)やサスペンションを専用チューニングすることで、安定性を高め、レスポンスの良い走りを実現しています。
先進安全装備としては、「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備。衝突回避支援や車線逸脱警報、レーダークルーズコントロールなどにより、さまざまな走行シーンでドライバーを支援します。
さらに、パーキングサポートブレーキ(PKSB)や運転状況の先読みアシスト「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」なども設定しています。
クラウンスポーツの価格(消費税込)は、HEVの「Z」が590万円から、PHEV「RS」が765万円からです。
そして今回、新グレード「G」が登場しました。Gは2.5リッターのHEV仕様で、Zの下位モデルにあたります。
エクステリアはZとほぼ同等で、唯一異なるのがヘッドライトです。Zではヘッドライトの照射高さ調整がオートですが、Gではマニュアルとなります。
いっぽう、インテリアはいくつか異なります、シート自体はZと共通ですが、表皮を本革からファブリック×合成皮革とし、コストを抑えながらも質感の高いものとなっています。
インフォテイメントでは12.3インチのディスプレイオーディオが備わるのは同一ですが、スピーカーが10から6に減少。また、車載ナビ機能が省かれています。いっぽうでApple CarPlayやAndroidオートなどには対応しています。
快適装備は、左右独立温度調整のフルオートエアコンや運転席パワーシートなどが備わりますが、シートベンチレーションやシートヒーター、ステアリングヒーターなどは備わりません。
機能装備でも、パワーバックドアやバックドアのイージークローザー、シートのメモリー機能などがZから削除されています。
安全機能では、先出のトヨタセーフティセンスは装備し、前後方の静止物や歩行者、車両を検知して衝突被害軽減を図るパーキングサポートブレーキや、緊急時操舵支援、レーンディパーチャーアラート、パノラミックビューモニターが標準装備。
いっぽう、「アドバンストパーク」や渋滞時支援の「アドバンストドライブ」などは装備されません。
このようにGは、内外装は通常のZと大きく変わらないものの、装備を厳選し価格のバランスを意識した仕様となっています。価格は520万円で、Zよりも70万円よりも安価に設定。
快適装備や先進機能などが一部少ないものの、内容を考えれば十分であり、手頃にクラウンスポーツを楽しみたい人にはちょうどいいグレードといえます。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。
















































