新車約228万円から! トヨタ新「カローラ」ってどんなクルマ!? 「リッター30km」の低燃費×「精悍フォルム」がカッコイイ! 「お手軽セダン」の特徴を解説!
トヨタ「カローラ」は、現在では少なくなったセダン車のひとつです。同車が長年ユーザーに愛される理由は何なのでしょうか。
リッター30kmの低燃費×精悍フォルムが魅力!
日本国内ではセダンの選択肢は少なくなって久しいですが、今も比較的購入しやすいモデルのひとつがトヨタ「カローラ」です。
今なお高い人気を保持し続けているカローラには、どのような魅力があるのでしょうか。
カローラが愛される理由を深堀してみます。

カローラは1966年に初代モデルが登場して以来、半世紀を超える歴史を持つトヨタの代表車種です。
これまでの世界累計販売台数は5000万台を突破し、現行型である12代目も各国で高い人気を誇り、今なお世界中のユーザーに愛されています。
ボディサイズは全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mm、ホイールベースは2640mmです。
エクステリアは、大きく開いた台形のロアグリルとシャープなLEDヘッドランプによって構成される、精悍でモダンなフロントフェイスが特徴です。
リアデザインは水平基調のデザインがワイド感とスタンスの良さを引き立て、テールランプとストップランプにはLEDを採用し、省電力に寄与しています。
インテリアは薄型で横長のインストルメントパネルを採用し、Aピラーをスリム化することで、前方視界の広さと開放感を確保しています。これにより、快適性と実用性を両立した室内空間が生み出されています。
トランクルームには、ゴルフバッグが3個入るゆとりあるラゲージスペースを確保しています。
また、リアシートを前倒しにするとトランクスルーが可能となり、長尺の荷物でも難なく積載することができます。
さらに、リアシートは6:4で分割することが可能で、荷物を積んだ状態でも後席に1人着席することができます。
グレードは「W×B」「G」「X」をラインナップしています。
最小回転半径はXグレードで5m、それ以外のグレードで5.3mを実現。細い路地に入るときやUターン時、車庫入れや縦列駐車時の取り回しが軽快に行えます。
安全装備としては、全車にトヨタの先進安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。
夜間の歩行者や自転車も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」(衝突被害軽減ブレーキ)をはじめ、複数の運転支援機能がドライバーの安心をサポートします。
2025年5月の一部改良では、装備がさらに強化されました。W×Bには前後ドライブレコーダーやデジタルキー、ディスプレイオーディオplusが標準装備されました。
W×BとGには、ブラインドスポットモニターや安心降車アシスト、後方接近車両対応のパーキングサポートブレーキを追加。さらにGでは205/55R16タイヤと16インチアルミホイール、LEDフォグランプも標準化されています。
最新モデルではガソリン仕様が廃止され、全車ハイブリッドへ一本化されました。これにより電動化時代への適応を強め、燃費性能はXグレードの2WDモデルでWLTCモード30.2km/を達成。環境性能と経済性を兼ね備えています。
パワートレインは1.8リッター直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドで、2WDと4WD(E-Four)の設定があります。
車両本体価格(消費税込)は、227万9200円から329万2300円で、W×B(2WD)は307万7800円となり、5月の改良で約21万円の値上げした一方、エントリーグレードX(2WD)は227万9200円となり、約14万円の値下げとなっています。
エントリー価格の引き下げは、2025年10月末に姿を消す「アクシオ」のユーザーを取り込む狙いもあると見られます。
さらに、トヨタは「カーボンニュートラル実現に向けたハイブリッド一本化」を打ち出しており、その方針が価格設定やラインナップ整理にも反映された形です。
※ ※ ※
カローラは、セダン市場が縮小する中でも手が届きやすく実用性に優れた存在です。
アクシオと現行型の併売体制から一本化へ向かう過渡期にあり、価格や装備の見直しを通じて幅広いニーズに応えようとしています。
環境対応と利便性を両立させた姿勢は、今後のセダン市場を担う存在として注目です。
Writer: くるまのニュース編集部
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