スバル「“新”コンパクトSUV」に問合せ殺到!? 丁度いい「全長4.5mサイズ」に独自の“高性能4WD”採用! 鮮烈「黄色アクセント」の「新クロストレック」登場でスバリストも注目か
スバルはコンパクトSUV「クロストレック」を一部改良し、特別仕様車を設定しました。その反響はどうでしょうか。販売店に聞いてみました。
さりげないお洒落さが魅力的な特別仕様車「リミテッドスタイルエディション」
2025年7月10日、スバルのコンパクトSUV「クロストレック」が一部改良を実施しました。
同じタイミングで特別仕様車「リミテッドスタイルエディション」も発表されています。
この改良モデルと特別仕様車について、反響はどれほどなのでしょうか。スバルディーラーに問い合わせてみました。

クロストレックがデビューしたのは2022年9月。
コンパクトなボディとスバル独自の「シンメトリカルAWD」をベースとした本格的なSUV性能と、都会からアウトドアシーンまで幅広く活用できる多用途性を実現したクロスオーバーSUVです。
車名は、これまで市場によって使い分けていた「クロストレック」と「スバルXV」をグローバルで統一したもので、クロストレックとは、「CROSSOVER」と「TREKKING」を組み合わせた造語です。
初代モデルは「インプレッサ」の派生車「インプレッサXV」を継いで2012年にデビューしたあと、2017年に2代目へフルモデルチェンジしており、今回のモデルは3代目。
新世代アイサイトに加え、広角単眼カメラも日本仕様として初採用することで、高い安全性能を実現。「スバルグローバルプラットフォーム」を進化させ、操縦安定性や乗り心地を高めつつ、全車が電動モデル「e-BOXER」となりました。
今回の一部改良は2024年9月に続いて2回目で、ボディカラーが変更。「サンドデューン・パール」と「シトロンイエロー・パール」が新たに追加されました(いずれもオプションカラー/3万3000円高)。
そのほか「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」と「ドライバーモニタリングシステム」との連携を強化しています。
ドライバーのわき見や居眠りが長時間続いた場合、ドライバーに異常が生じたと判断し、EDSSが作動するほか、コーストダウン(惰性走行)や、パルスブレーキによる振動でドライバーにさらなる注意を促す機能を採用しています。
さらに、EDSS作動によるハザードランプ点滅のタイミングを、減速制御開始と同時に早めることで、早期に周囲の車両へドライバーの異常を知らせるなど、安全面の強化が図られています。
一部改良モデルのクロストレックの価格(消費税込)は、301万4000円から405万3500円です。
そして、一部改良と同時に発表された特別仕様車「リミテッドスタイルエディション」は、「リミテッド」をベースに専用のイエローアクセントの特別装備が与えられています。
具体的にはイエロー塗装加飾付のフォグランプや、ダークメタリック塗装のアルミホイール、ブラックのリアガーニッシュを装備。
インテリアでは、シート表皮をグレー/イエロー(イエローステッチ入り)としたほか、フロアコンソールリッド・ドアトリム・ドアアームレストにイエローステッチをあしらいました。
さらに、メーターのイエローリング照明、シフトレバー(ブレイズガンメタリック加飾)&シフトブーツ(イエローステッチ)、本革巻ステアリングホイール(イエローステッチ、ブレイズガンメタリック加飾)を装備しています。
大人の落ち着きのなかにも、イエローの差し色で遊び心を感じる仕立てです。
特別仕様車リミテッドスタイルエディションの価格は、335万5000円から356万9500円です。
スバルの意欲作ともいえるクロストレック、販売店の反響はいかがでしょうか。7月中に首都圏のスバルディーラーに問い合わせてみました。
「当店ではクロストレックをご覧になるために来店されたお客様が、我々セールスと話しているうちに『実は特別仕様車が出まして…』といった流れでご興味を持っていただくケースが多いです。
クロストレックのボディサイズは全長4480mm×全幅1800mm×全高1575mmと、今どきのクルマにしてはそれほど大きなサイズとはいえません。
1人か2人で乗る機会が多く、釣りやキャンプに行くためのクルマとしてお選びいただいております。
年齢層でいうと、40代以降〜60代の方がメインです。現在のご納期は2〜3ヶ月程度なので、比較的短納期でお届けできますよ」
また、別のスバルディーラーにも聞いてみました。
「3月に発売された特別仕様車『リミテッドサンブレイズエディション』のご契約を、好みではなかったという理由で断念され、今回のリミテッドスタイルエディションは気に入ったから、という理由でお選びいただいたお客様がいらっしゃいます。
そのお客様もずっとスバル車を乗り継いでこられて、『レガシィ』ではなく歴代の『インプレッサ』を選ばれてきた方なんです。歴代XVも2台お乗りになり、次の候補車を探していて、リミテッドスタイルエディションは即決でした。駆動方式ももちろんAWD仕様です。
納期についてですが、2ヶ月程度を見込んでいます」
「スバリスト」という言葉があるほど、スバル車をこよなく愛する人たちはなかなか他メーカーに浮気をしません。
今回の特別仕様車リミテッドスタイルエディションも、そういった根強いスバルファンに支持されているようです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。
























































