トヨタは、人気のコンパクトミニバン「シエンタ」の一部改良モデルを2025年8月5日に発売しました。

　3列シートモデルも設定され多人数乗車が可能なシエンタは、使い勝手の良いスライドドアを備えるなど、ファミリーを中心に幅広い層のユーザーに支持されています。

　最新モデルは何が進化したのでしょうか。

　初代シエンタが発売されたのは2003年9月。車名は、スペイン語の「Siete」（シエテ＝7）と英語の「Entertain」（エンターテイン＝楽しませる）を組み合わせた造語です。

　誰でも運転しやすい5ナンバーサイズのコンパクトなボディと、いざというときに使える3列シートを兼ね備えた7人乗りモデルです（一部グレードは5人乗り）。

　2015年7月に2代目モデルが発売され、3代目にあたる現行モデルは2022年8月に登場しました。

　ボディサイズは全長4260mm×全幅1695mm×全高1695mm-1715mm、ホイールベース2750mmです。

　パワートレインは2種類あり、1.5リッター直列3気筒エンジンをベースにしたハイブリッド車（HEV）および1.5リッターガソリン車があります（エンジン型式は異なる）。

　トランスミッションはHEVが電気式無段変速機、ガソリン車がDirect Shift-CVT（ギヤ機構付自動無段変速機）です。

　駆動方式はHEVがFFおよびE-Four、そしてガソリン車がFFのみとなっています。燃費は18.3km／L（ガソリン車・FF・7人乗り）～28.4km／L（HEV・FF・5人乗り）です。

　今回のモデル改良で変更された点はいくつかあり、電動パーキングブレーキにブレーキホールド機能が追加され、ONのままエンジンを停止すると、次回始動時も設定が保持されるようになりました。

　また、レーダークルーズコントロールは全車速対応となり、先行車に続いて停止し、発進後は追従走行を再開します（発進時にドライバーの操作が必要）。

　その他、ドライバー異常時対応システムやオートエアコンが全グレードに標準装備となりました。

　価格（消費税込、以下同）は207万7900円から332万2000円です。

　そんなシエンタには、モデリスタブランドのアクセサリーパーツが用意されており、個性的なドレスアップが可能です。

　スタイルは大きくわけて2つ。1つ目は「BRIGHT TECH ELEGANCE（ブライトテックエレガンス）」、2つ目は「URBAN TECH GEAR（アーバンテックギア）」です。

　ブライトテックエレガンスはメッキ加飾をふんだんにあしらったデザインとなっており、コンパクトミニバンながら堂々としたスタイルを実現しています。

　もう一方のアーバンテックギアはブラックをモチーフにしたシックなデザインで、都市部でスマートに乗りこなすスタイルに向いています。

　モデリスタエアロパーツセットの価格は、ブライトテックエレガンスが14万8500円～20万2400円、アーバンテックギアが16万600円です。

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　一部改良されたことで、シエンタの快適性や安全性が向上し、より使いやすいコンパクトミニバンになりました。

　そのなかでも他のシエンタとひと味違うエクステリアを楽しみたい人は、モデリスタのエアロパーツセットを取り付けるとよいでしょう。