ダイハツの新「商用バン“SUV”」登場! 丸目の「旧車デザイン」&スライドドア採用! コンパクトボディの「グランマックス タフガイ」尼国に出現

ダイハツのインドネシア法人は2025年7月31日、小型商用バン「グランマックス」をベースにしたカスタムモデル「グランマックス タフガイ」を現地で発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

コンパクトな商用バンSUV?

 ダイハツのインドネシア法人は2025年7月31日、小型商用バン「グランマックス」をベースにしたカスタムモデル「グランマックス タフガイ」を現地で発表しました。

 グランマックスは2007年からインドネシアで生産されている小型商用車で、バン仕様とトラック仕様を設定。

 堅実なつくりと扱いやすいサイズ感で市場に浸透し、同国におけるダイハツの基幹モデルのひとつとなっています。

SUVな商用バン!
SUVな商用バン!

 2008年からは日本へも輸出され、トヨタにOEM供給されるかたちで「タウンエース」や「ライトエース」(2020年廃止)として販売されました。さらに2020年以降は、ダイハツ自身が「グランマックスカーゴ」として展開し、マツダが「ボンゴ」として扱うなど、日本市場でも存在感を高めています。

 そんなグランマックスをインドネシア現地の改造業者と協力して、レトロかつアクティブに仕立て直したのが今回発表されたグランマックスタフガイです。

 ベースモデルの実用性に遊び心を融合させたワンオフモデルとして、従来の商用バンとは異なる存在感を放っています。

 エクステリアでは、フロントセクションをすべて刷新。角形グリルと丸型ヘッドランプを組み合わせ、愛嬌のある表情を演出する一方、樹脂むき出しのバンパーやロアガードを備えてタフさを強調しました。

 シンプルな商用車の顔つきが一変し、アウトドアユースにふさわしいSUVのような力強さを感じさせます。

 リアまわりも大きく手を加え、灯火類をバンパー内に移設し、背面にはスペアタイヤを装着。クロスカントリー車を思わせる力強い後ろ姿に仕上げられています。さらにルーフキャリアを備えることで積載性を拡張し、キャンプやレジャーといった用途にも適応。商用バンとしての実用性と、ライフスタイルカーとしての魅力を両立させています。

 このグランマックス タフガイは販促キャンペーンの賞品として展開。2025年7月1日から9月30日までの期間中にダイハツ車を購入した顧客を対象に、抽選で1名にプレゼントされると発表されました。当選者は今秋に開催されるカスタムカーイベント「IMX2025」の会場で発表される予定です。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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