「新車177万円」! ホンダ「最新フィット」タフな「SUVグレード」がデザイン変更! 「人気コンパクトカー」何が変わった?

2025年7月11日、ホンダはコンパクトカー「フィット」の一部改良モデルを発売しました。一体何が変わったのでしょうか。

ホンダの「人気コンパクトカー」何が変わった?

 ホンダのコンパクトカー「フィット」が一部改良し、2025年7月11日に発売されました。

 フィットは、2001年に初代モデルが登場して以来、コンパクトカー市場で独自の地位を築いてきた車種です。室内空間の広さやシートアレンジの多様さなどが評価され、幅広い層から支持を得てきました。

 現行モデルは4代目で、2020年2月に発売。フィットの設計思想を継承しながらも、ライフスタイルに応じた5つのタイプ「ベーシック」「ホーム」「クロスター」「RS」「リュクス」が設定されます。

デザインの変更が実施されたホンダ「フィット クロスター」
デザインの変更が実施されたホンダ「フィット クロスター」

 ボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1515mm、ホイールベースは2530mmで、タフなSUVテイストを取り入れたクロスターのみ全長4095mm×全幅1725mm×全高1570mmの3ナンバーサイズとなっています。

 エクステリアは、フロントマスクや2本スポークのステアリングなどシンプルな構成を採用。車体全体は直線基調のデザインで統一されており、視認性や操作性への配慮が見られます。

 インテリアは、水平基調のインパネや視界の確保に配慮した極細フロントピラーなどにより、運転時の視界の良さが重視されています。

 パワートレインには、1.3リッターエンジンを搭載するガソリン仕様と、1.5リッターエンジンと2モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」が用意されており、走行シーンに応じてモードを自動切替する仕組みです。

 先進安全装備については、全タイプに「ホンダセンシング」が標準装備されています。

 前方を検知するワイドビューカメラとソナーセンサーによる11の機能が含まれ、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロールなどが設定されています。

 では、今回の改良では何が変わったのでしょうか。

 最大の変更点は、ボディカラーの追加です。

 クロスター専用色として「ボタニカルグリーン・パール」を新たに設定。また、フィット初採用となる「シーベッドブルー・パール」が全グレードに追加されました。

 このほか、クロスターではエクステリアとインテリアの配色を変更。具体的には、ドアミラーがブラック塗装からシルバー塗装に、アウタードアハンドルがボディ同色に、リアライセンスガーニッシュがシルバー塗装に変わっています。

 インテリアでは、ステアリングパネルとセレクトレバーエスカッションにブラックを採用し、助手席ダッシュボードとアームレストのカラーはネイビーに変更。さらに、シートのサイド部にはライムイエローのステッチが施されました。

 これらの変更により、クロスターの個性がより明確に打ち出される仕様となりました。

 さらに、すべてのグレードで価格が引き上げられており、例えば、ガソリン仕様「ベーシック(FF)」は1万5900円アップした177万6500円、ハイブリッド仕様の「e:HEV リュクス(4WD)」は8万6500円アップの292万9300円に改定されています(消費税込、以下同)。

 これにより、現行フィットの価格は177万6500円から292万9300円となっています。

※ ※ ※

 今回の一部改良では、外装色やインテリアカラーの見直しが中心となりますが、なかでも変化が大きいのがクロスターです。

 こうした背景には、クロスターの販売促進をねらいたいというホンダの思惑があるのかもしれません。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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