94万円から! 648cc並列2気筒エンジンを搭載! レトロデザイン採用の「New CLASSIC 650」発表! ロイヤルエンフィールドに新モデル設定
2025年8月18日にロイヤルエンフィールドは、「New CLASSIC 650(ニュー クラシック・ロクゴーマル)」を発表しました。どのような特徴があるのでしょうか。
ロイヤルエンフィールド、新型「CLASSIC 650」を94.9万円から発売 9月1日より受注開始
インドの老舗二輪車メーカー、ロイヤルエンフィールドは2025年8月18日、「New CLASSIC 650(ニュー クラシック・ロクゴーマル)」を発表しました。
同年9月1日から受注を開始。価格は94万9300円(税込)からとなります。
どのような特徴があるのでしょうか。

New CLASSIC 650は、ロイヤルエンフィールドの代表的なモデルシリーズであるCLASSICの系譜を継承する新型モデルです。
これまで世界中のファンに支持されてきたCLASSICシリーズの美しく伝統的なディテールを受け継ぎながら、熟成を重ねた排気量648ccの並列2気筒エンジンを搭載することで、スタイルとパフォーマンスの両面で大幅な向上を実現しています。
New CLASSIC 650は、メインフレームを「SUPER METEOR 650」および「SHOTGUN 650」と共有するモジュラー設計を採用しています。
パッセンジャーシートとそれを支えるサブフレームは取り外しが可能で、ライディングスタイルに合わせてスタイルや積載性を変更することができます。
ボディサイズは全長2315mm×全高1124mm×全幅900mm、ホイールベースは1475mm、シート高は800mm。装備重量は242kgで、燃料タンク容量は14.8リットルです。
サスペンションには、フロントに正立式テレスコピックフォーク(インナーチューブ径43mm、ホイールトラベル120mm)、リアにはツインショック(ホイールトラベル90mm)を装備し、いずれもSHOWA製を採用しています。
New CLASSIC 650の最大の特徴は、リアサスペンションの取り付け部分が美しい曲線を描くループフレームの採用です。
このフレーム形状は歴代のCLASSICモデルはもちろん、同社の「SUPER METEOR 650」や「SHOTGUN 650」でも使用されており、ロイヤルエンフィールドらしさを象徴するデザイン要素となっています。
また、CLASSICシリーズの伝統であるティアドロップ型と呼ばれる流線型の燃料タンクも新型モデルに採用されており、「スピードの象徴でもあった流線型のフォルムは今まで以上にスピード感を増し、より優雅に日本の道を駆け抜けることができる」としています。
車体設計では、人間工学に基づいたライディングポジションを採用しています。
手前に引いたハンドルグリップ、クラシカルなサドルシートのモダンデザイン版とも言えるフローティングシート、自然な位置にあるステップという3点によって形成されるライディングポジションは、「幅広いキャリアや体型のライダーにフィットし、ピュアなモーターサイクリングの醍醐味を濃密に感じることができる」としています。
計器類には、レトロな針式スピードメーターの中央にLCDディスプレイを配置したメーターパネルを採用しています。
このディスプレイには、ギアポジションや走行距離、燃料残量など、さまざまな情報を表示。さらに、簡易ナビゲーションシステム「トリッパー」も標準装備されており、現代のライダーのニーズに応えています。
ヘッドライトには、キャスケットと呼ばれるひさしが付いたデザインを採用し、ヘッドライトナセル上部にはLED化されたパイロットランプ「タイガーアイ」を装備するなど、クラシカルな外観の中に現代的な機能性を織り込んでいます。
パワーユニットには、空冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブエンジンを搭載。排気量は647.95ccで、最高出力は34.6kW(47ps)を7250rpmで、最大トルクは52.3Nmを5650rpmで発生します。
このエンジンはNew CLASSIC 650のキャラクターに合わせたセッティングが施されており、扱いやすく優雅な走行性能を追求しつつ、アクセルを大きく開けた際には大排気量2気筒エンジンらしい力強いパフォーマンスを発揮するとしています。
トランスミッションは6速リターン式で、湿式多板クラッチと組み合わされています。燃料供給はフューエルインジェクション方式を採用し、現代的な制御システムを備えています。
ロイヤルエンフィールドのチーフ・コマーシャル・オフィサーであるヤドビンダー・シン・グレリア氏は、今回の日本市場への投入について次のようにコメントしています。
「CLASSICシリーズは多くのライダーたちの心の奥底にある、バイクの本質的な楽しさを堪能したいという要求を常に満たしてきました。
そしてロイヤルエンフィールド・ブランドを日本に根付かせただけでなく、ピュア・モーターサイクルというロイヤルエンフィールドのブランド哲学を日本のライダー・コミュニティーに刻み込みました」
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カラーバリエーションは全4色が用意されています。「Vallam Red(ヴァラム・レッド)」と「Bruntingthorpe Blue(ブランティングソープ・ブルー)」の2色はBaseグレードで、価格は94万9300円(税込)。
「Teal(ティール)」はMidグレードで96万9100円(税込)、「Black Chrome(ブラック・クローム)」はTopグレードで99万8800円(税込)となっています。
これらのカラーリングについて同社は、「歴代モデルCLASSIC 500で好評を博したカラーリングを復活させたほか、伝統的なカラーを現代解釈した新しいカラーリングにもチャレンジした」と説明しています。
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現在のプレミアムラインナップには、クルーザーの「METEOR 350」、650パラレルツインモーターサイクルの「SUPER METEOR 650」「INT650」「CONTINENTAL GT650」、アドベンチャー・モーターサイクルの「HIMALAYAN 450」、そしてアイコニックな「BULLET 350」「CLASSIC 350」があります。
また、2024年には新しいシティ&電動モーターサイクルブランド「FLYNG FLEA(フライング・フリー)」も発表し、モダンなデザインと先進技術を融合させた都市型モビリティカテゴリーへの新たな挑戦も始めています。
今回のNew CLASSIC 650は、こうした同社の豊富なラインナップの中で、伝統的なCLASSICシリーズの魅力を現代に蘇らせる重要な位置を占める新型車として注目されます。
9月1日からの受注開始により、日本のロイヤルエンフィールドファンにとって新たな選択肢が加わることになります。
Writer: くるまのニュース編集部
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