トヨタ新型「ルーミー」26年登場か!? 10年ぶりの全面刷新で居住性から走りまで大進化! 価格は189万円から? 人気の「トールワゴン」次期型はどんなモデルになる?

新型「ルーミー」価格は189万円からと予想!

 では、新型ルーミーは一体どのようなモデルへと進化するのでしょうか。

 新型ルーミーのボディスタイルとサイズは、基本的に現行型を踏襲。冒頭で触れた通り、現行型の販売が好調だからです。また、外観の印象は大きく変えずにフルモデルチェンジします。

 それでも室内を広げるために、全長は5ナンバーサイズを守りながら全長を伸ばしますが、3900mm前後に設定して4000mmは超えません。

新型「ルーミー」車内も広くなる!?(写真は現行モデル)
新型「ルーミー」車内も広くなる!?(写真は現行モデル)

 プラットフォームは「DNGA」と呼ばれるタイプで、トヨタ「ライズ」/ダイハツ「ロッキー」と共通です。現行ルーミーのホイールベースは、前述の2490mmですが、次期型はライズ/ロッキーと同じ2525mmまで拡大する可能性もあります。

 パワーユニットなどの主要なメカニズムも、基本的にライズ/ロッキーと共通です。エンジンは1.2リッター直列3気筒で、ガソリン車のほかにハイブリッドも選べます。後者ではエンジンは発電を行ってモーターが駆動します。

 そして、新型ではエンジン排気量が1.2リッターに拡大されるため、ガソリンエンジンの動力性能は、設計の古い現行型の1リッターに比べて向上。特に登り坂におけるパワー不足が解消され、アクセルペダルを踏み増した時の粗いノイズも低減されるでしょう。

 新型ルーミーのWLTCモード燃費は、ライズ/ロッキーに比べて少し不利になるはずです。というのも、電動スライドドアの装着などによってボディが若干重く、全高も1700mmを超えていて空気抵抗が増えるからです。

 ガソリン車が20km/L、ハイブリッド車が27km/Lといった数値で、現行型の18.4km/Lよりは燃料消費量を抑えられます。

 このほか、先に挙げた現行型の欠点を徹底的に解消。インパネなどの内装を上質に仕上げて、後席の座り心地も柔軟に改善します。床と座面の間隔も最適化され、後席にもリラックスして座れるようになります。

 その一方で、豊富な収納設備など、現行型のセールスポイントは踏襲します。荷室の床を反転させると、汚れを落としやすい素材が貼られ、自転車を運んだ後の清掃もしやすいです。

※ ※ ※

 ルーミーは、2026年中に10年ぶりのフルモデルチェンジを行うことが想定され、内外装の質感から居住性、動力性能、安定性、乗り心地、燃費まで、車両の機能の大半が進化します。

 プラットフォームをDNGAに刷新してボディ剛性なども向上させるため、走行安定性と乗り心地も改善され、ステアリングホイールを回し始めた時の反応も正確になり、運転感覚の質を高めます。

 注意したいのは価格です。設計が刷新されて原材料費の高騰などもあるため、値上げは避けられません。

 現行ルーミーで最も安価な「X・2WD」は174万2400円ですが、新型では最も安価な仕様が、15万円ほどアップした189万円くらいと予想されます。

 実用装備を充実させた買い得グレードは210万円前後で、そのハイブリッド車は240万円前後になるでしょう。

 新型ルーミーは値上げされても、優れた実用性を考えると価格は依然として割安ですから、人気車になることは間違いないと言えそうです。

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Writer: 渡辺陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。

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