罰金最高50万円!車検切れ車の取締りへ「ナンバー自動読取取得装置」いよいよ本格運用開始
車検切れの街頭検査 全国5か所で先行調査した結果
2017年9月、国交省は車検切れのまま公道を走る車やバイクのナンバーを自動で読み取って、車検切れを取り締まる新システムを公開しました。このシステムは「可搬式」(持ち運びができる)ことがポイントで、カメラとパソコン端末で構成されており、カメラの前を車検切れの車が通ると、瞬時にナンバーを読み取り、パソコン画面に「HIT」の文字が大きく表示され、警察官が車を停止させる、というものです。
ナンバー読み取り装置といえば、幹線道路や高速道路に設置される「Nシステム」が有名ですが、それとはまた違うシステムとのことでした。そして、同年9月末から全国5か所で実証実験を行った結果がこの度発表されました。結果は以下の通りです。
●<可搬式「ナンバー自動読取取得装置」の試行運用実施結果>
・北海道 札幌市
10月10日13:30~15:30 読み取り車両652台 / 車検切れ0台 / 無保険率 0%
・沖縄県 宜野湾市
11月17日13:45~15:45 読み取り車両960台 / 車検切れ3台 / 無保険率 0.31%
・長崎県 佐世保市
12月 6日13:30~15:00 読み取り車両602台 / 車検切れ1台 / 無保険率 0.16%
・茨城県 坂東市
12月13日13:30~15:30 読み取り車両611台 / 車検切れ1台 / 無保険率 0.16%
・兵庫県 西宮市
12月15日10:00~12:00 読み取り車両871台 / 車検切れ2台 / 無保険率 0.22%
(※可搬式「ナンバー自動読取取得装置」での抜き打ち検査はクルマのみ対象です)