267万円で8人乗れる! トヨタ「スライドドアミニバン」の商品力が高すぎる! 「控えめフェイス」から「ギラギラパーツ」まで選択肢が豊富! “兄弟車”にはない装備も! 「ノア」の魅力とは
トヨタ「ノア」は同社の人気ミニバンとしてラインナップされています。多彩な選択肢が用意されている同車の魅力を改めて掘り下げてみます。
人気ミニバン「ノア」の魅力とは
トヨタの人気ミニバン「ノア」。
登場以来、先進的な装備と快適な室内空間を備えたミニバンとして、高い評価を獲得しています。
多くの人に愛されるノアの魅力はいったいどこにあるのでしょうか。

現行型のノアは、2022年に登場した4代目。歴代のノアも、取り回しやすいサイズや広い室内空間が支持されていましたが、現行型ではプラットフォームの刷新による走行性能の大幅向上に加えて、充実した安全装備などを備え、大進化を遂げています。
2025年7月の乗用車新車販売台数ランキングでは8位(7768台)にランクインし、登場から3年が経過してもなお、ミニバンの中でも安定した人気を確立しています。
サイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mm。現行型では車幅が拡大し、全車が3ナンバーとなりましたが、ミニバンでも大きすぎない車体サイズは、狭い道でもゆとりのある取り回しをできるのが特徴です。
グレードは「X」「G」「Z」と専用のエアロパーツを装備した「S-G」「S-Z」グレードをラインナップ。Z、S-Zグレード以外では8人乗りを選択することができます。
エクステリアデザインは、兄弟車「ヴォクシー」は大胆なメッシュグリルが大きなインパクトを与えていましたが、ノアは横に大きく広がるボーダータイプのグリルを採用。ヴォクシーと比べると控えめで親しみやすいフロントフェイスになっているのが印象的です。
S-G、S-Zグレードではブラック塗装されたフードモールディングに、エアロ専用フロントグリルを装備。控えめな他グレードのフロントフェイスに、力強さという個性をプラスできます。
リアデザインは、ヴォクシーが電球タイプのウインカーを採用しているところ、ノアは全グレードでLEDを採用。ヴォクシーと比べて先進性を高めています。
さらにS-G、S-Zグレードでは、エアロ専用リアバンパーとエアロ専用サイドマッドガードを装備し、スタイリッシュに飾ります。
インテリアデザインは、S-Z、S-Gグレードはブラック、Zグレードはブラックかダークブラウン、Gグレードはブラックかフロマージュ、Xグレードはダークグレーの設定がそれぞれ用意されています。
ヴォクシーではブラックしか選べませんが、ノアでは多彩な内装色を選べるのもポイントのひとつです。
シートは2列目がキャプテンシートの7人乗りと、3人がけベンチシートの8人乗りを用意。7人乗りでは2列目から3列目のアクセスも容易で、必要に応じて選べるのもうれしいところ。
室内空間は、高さ1405mm×幅1295mmを確保。高い天井で頭上空間にゆとりがある上に、幅が広いので隣の人との距離もゆったりしています。
現行型ノアには、登場時に話題を集めた世界初および“トヨタ初”の機能が数多く採用されています。
例えばS-Z、Zグレードの2列目シートには、クラス初となるゆったり足を延ばしてくつろげるオットマンに加え、シートヒーター機能をオプションで選択することができます。
さらにラゲッジでは、世界初採用された「フリーストップバックドア」を全車標準装備。
これはバックドアの開閉角度を自由に調節できるもので、狭い駐車場や天井が低い場所でもドアの開閉がしやすく、日常利用の利便性を大きく向上させています。
安全機能も予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」の全車搭載に加え、ノアで初採用したものが存在します。
渋滞時の運転支援機能「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」は、自動車専用道路での運転において、渋滞時(時速40km/h以下)でアクセル・ブレーキ・ハンドル操作など運転操作の一部を自動でアシスト。
当時、トヨタ初採用となったこの機能は、長時間の渋滞でもドライバーの疲労を軽減し、安全性と快適性を両立しています。
さらに、スマートフォンアプリを使って離れた場所から駐車や出庫が可能な「リモート駐車機能」もトヨタ初採用。狭い駐車スペースでの利便性を格段に高めています。
パワートレインは1.8リッター ハイブリッドと2リッターガソリン車をラインナップ。S-G、G、Xのハイブリッド車以外に4WDの設定があります。
燃費は7人乗りハイブリッドXグレードで23.4km/h(WLTCモード)を記録。日常使いはもちろん、高速道路での移動にも対応する頼もしいパワートレインとなっています。
車両本体価格(消費税込)は267万円から389万円です。
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ノアは従来からの使い勝手のよさに、「世界初」「トヨタ初」の技術を多数盛り込むことで、使いやすさ・安全性・経済性の全てにおいて高いバランスを実現。またバリエーション展開の多さも、多くのユーザーを取り込む強みになっています。
ミドルサイズミニバンは日産「セレナ」やホンダ「ステップワゴン」など、競合車がひしめく活況なクラスですが、ファミリーカーとしての完成度を求める人にとって、ノアは安心して選べる1台と言えるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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