“旧車大好き”芸人「千原ジュニア」最新のトヨタ車購入!? 「もう旧車には戻れない」と弱気な声も? ハイテク満載の新車を「人生初」購入した理由とは

「“旧車”大好き芸人」として知られる千原ジュニアさんが、人生で初めて「新車」を購入し話題となっています。なぜ長年のこだわりを「捨てる」決断をしたのでしょうか。

旧車愛を貫いた男が知った「ファミリーカーという真実」

 お笑い芸人の千原ジュニアさんが、2025年8月3日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「旧車しかない千原家に最新ハイブリッドミニバンがやってきた!」と題した動画を公開し、大きな注目を集めています。

“旧車大好き”芸人「千原ジュニア」さんも認めた! 最新「トヨタ車」とは[Photo:時事通信フォト]
“旧車大好き”芸人「千原ジュニア」さんも認めた! 最新「トヨタ車」とは[Photo:時事通信フォト]

 20歳でポルシェ「356 スピードスター」のレプリカを手にして以来、旧車ばかりを愛用してきた千原さん。そんな彼が「人生で初めて最新の車を購入しました」と報告したのは、トヨタのハイブリッドミニバン「ヴォクシー」でした。

 購入の背景には、お子さんの送り迎えなどでクルマが必要な奥様から、所有する旧車3台を「一切運転したくない」と告げられたという、家庭人ならではの切実な事情があったようです。

 納車されたヴォクシーを前に、千原さんは現代のクルマが持つ機能の数々に驚きを隠せない様子でした。

 ボタンひとつで開閉する電動スライドドアに始まり、後部座席のエンターテインメント用モニター、そしてルームミラーが後方カメラの映像に切り替わる「デジタルインナーミラー」など、見るものすべてに新鮮な驚きを覚えている様子でした。

 特に、自車をまるで上空から見下ろしているかのように表示する「パノラミックビューモニター」には、「これで大喜利できるで!」と、芸人らしい独特の表現でその衝撃を語りました。

 さらに、ボタン操作だけで駐車時のハンドル操作を自動で行う駐車支援システムや、高速道路でアクセルやブレーキを操作しなくても車間距離を保ち、車線変更までアシストする先進運転支援システムなど、その“ほぼ自動運転”といえる機能には「すごいわ」「怖い」と、感動と少しの恐怖が入り混じった素直な反応を見せています。

最新「ヴォクシー」には、降車時に後方からの自転車などの接近を察知してドア制御や警告をおこなう「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」の機能も!

 愛用する懐中時計の修理品を受け取るため、さっそくヴォクシーでドライブに出た千原さん。まず驚いたのは、ハイブリッドシステムによる圧倒的な静粛性でした。

 自身の所有する60年前のクルマとは全く異なる、静かで快適な乗り心地に「もう旧車には戻れない」と本音を漏らす場面も。

 これまでの愛車を運転する際のストレスや難しさと比較し、最新技術の快適性を改めて実感したようです。

 すべての体験を終えた千原さんは、「ああ、そうかこういうことか」「そういうことなんやわ、ファミリーカーって」と深く納得した様子で語ります。

 後部座席で子どもがDVDを見るという、現代では当たり前の光景にすら時代のギャップを感じつつ、ヴォクシーが素晴らしいファミリーカーであることを認めました。60年という技術的な隔たりが生んだ“カルチャーショック”は、想像以上に大きかったようです。

 今回、千原さんが購入したヴォクシーは、2001年に初代がデビューし、現行モデルは2022年に登場した4代目にあたります。

 ほぼ5ナンバーサイズながら広い室内空間を持ち、クールで若々しいデザインが、特に若いファミリー層から絶大な支持を集める人気のミニバンです。

 動画内で紹介された最新機能の装備などから、購入したのは最上級グレード「S-Z」のハイブリッド仕様である可能性が非常に高いと推測されます。

プリンス「グロリア スーパー6」は、千原ジュニアさんが所有する旧車コレクションのなかの1台[画像は同型車]

 ご存じの通り、千原ジュニアさんは芸能界屈指のクラシックカーマニアとして知られています。

 現在の愛車は、3年越しのレストアを経て納車された1965年式のフィアット「600 ムルティプラ」、アニメへの憧れから所有する1971年式のフィアット「チンクエチェント」、アメリカのオークションで落札した1965年式のフォード「エコノライン キャンパー」、そして「東京五輪」のあった1964年に製造されたプリンス「グロリアスーパー6」といった、そうそうたる顔ぶれです。

 過去には、約18年間連れ添った日産「セドリック」の330型を“青春の象徴”として愛用していました。

 今回のヴォクシー購入は、そんな彼の旧車哲学を曲げたわけではありません。

 家族の日常を最新技術で支えるという役割を受け入れたことで、趣味のクルマは“情熱の対象”として保ち続ける。

 それが彼なりの「賢い選択」だったのかもしれません。

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