「赤ちゃんを乗せるのに困難感じた」9割の母親の悩みに応える! アップリカの“フルフラット”チャイルドシート最新モデル登場
ベビー用品ブランド「アップリカ」を展開するニューウェルブランズ・ジャパンは、新型チャイルドシート「フラディア グロウ エバー プレミアム AB」を、2025年9月上旬に発売すると発表しました。
母親たちの不安に応える「フルフラット」という答え
ベビー用品ブランド「アップリカ」を展開するニューウェルブランズ・ジャパンは2025年8月1日、新型チャイルドシート「フラディア グロウ エバー プレミアム AB」を、同年9月上旬に発売すると発表しました。

警察庁とJAFの調査によると、チャイルドシートの使用率は78%ほどにとどまり、使用していても誤った使い方をしているケースが多く見られるとのことです。なかでも、ベルトの締め付け不足や座らせ方の誤りは、安全性に直結する問題として指摘されています。
アップリカが独自に行ったアンケートでは、生後4カ月以下の赤ちゃんをチャイルドシートに乗せる際、母親の90%以上が「困難を感じた」と回答。その理由として特に多かったのが「姿勢が苦しそう」「赤ちゃんが泣いてしまう」「首が不安定で苦労した」といった声だそうです。妊娠中に「赤ちゃんの体は未熟で柔らかい」という知識を持っていた母親たちが、いざ育児が始まると想像以上の困難に直面していることが浮き彫りになっています。こうしたギャップは、保護者の心理的な負担となり、チャイルドシートの正しい使用を妨げる一因にもなり得るため、新製品を開発したとのことです。
本製品は、最新の安全規則「R129」に準拠し、赤ちゃんの成長に応じた3段階の使い分けが可能です。
新生児期には横向きの“フルフラット”なベッド型として使用し、首がすわる頃には後ろ向きのイス型に、15カ月以降は前向きに変化させることができ、4歳ごろまで快適に使い続けることができるそうです。
体が最も急激に成長する新生児期に「安心」を
都内で行われた新製品発表会では、練馬光が丘病院(東京都練馬区)小児科部長の細野茂春医師が登壇。新生児の身体的特徴について解説し、「赤ちゃんは重く不安定な頭と発達途上の呼吸機能を持つため、首がすわる前は“フルフラット”の姿勢が最も望ましい」と強調しました。
座った姿勢では気道が圧迫される可能性もあり、安全な呼吸のためには寝かせた姿勢が有効であるという見解も提示。こうした課題に対応するため、アップリカは長年にわたり蓄積してきた知見と技術を生かして、「フラディア グロウ エバー プレミアム AB」の開発に取り組んだそうです。

アップリカのマーケティングを担当する吉田氏は「体が最も急激に成長する新生児期に、安心して過ごせる環境をつくることが私たちの使命です」と話し、フルフラット構造へのこだわりを語りました。一方、開発を担当した河野氏は「3つのポジションすべてで衝突試験をクリアするのは非常に困難でしたが、社内の試験施設と開発チームの粘り強い挑戦で可能になりました」と振り返りました。
「フラディア グロウ エバー プレミアム AB」のメーカー希望小売価格(消費税込み)は8万6900円で、「エターナルネイビー」と「エターナルブラック」の2色があります。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。















