新型「車中泊」モデル「ブルージュ」初公開! ダブルベッド「2つ」完備で“大人4人”寝られる!? トイファクトリーのフィアット「デュカト“新型キャンピングカー”」に注目!
2025年7月26日から27日まで開催の「東京キャンピングカーショー2025」に、トイファクトリーはフィアット「デュカト」をベースにした新型キャンピングカーを初公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
ファミリーで使える新型キャンパー登場
2025年7月26日から27日にかけて、東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催された「東京キャンピングカーショー2025」には、軽自動車をベースとしたコンパクトなキャンピングカーから、キャンピングカービルダーがいちから作り上げた本格的なフルコンバージョンモデルまで、幅広いモデルが展示されていました。
キャンピングカーの種別として人気のバンコンバージョンモデル(バンコン)は、トヨタ「ハイエース」や日産「キャラバン」といったワンボックスバンをベースとすることが一般的ですが、近年そのベース車として人気を集めているのがフィアット「デュカト」です。

デュカトは、イタリアのブランドであるフィアットがリリースしている商用バンですが、前輪駆動レイアウトを採用し圧倒的に広くフラットな荷室スペースを備えていることが特徴で、2022年からキャンピングカーのベース車として正規輸入がなされています。
今回の東京キャンピングカーショー2025でも、デュカトをベースとした車両が多く展示されていましたが、なかでも複数台のデュカトを展示していたのが老舗のキャンピングカー専門店である「トイファクトリー」(岐阜県可児市)のブースです。
すでに同社では、デュカトをベースとしたキャンピングカーを複数ラインナップしていますが、今回2025年夏の新型モデル「Brugge(ブルージュ)」を会場で初出展しました。
このモデルはベルギーの美しい水の都に由来する名前を持っており、ファミリーのための理想的な旅空間を実現しています。
全長6mのゆとりあるデュカト L3H2(右ハンドル仕様・全長5995mm×全幅2100mm×全高2525mm)をベースに、リア2段のダブルベッド、マルチルーム、キッチンなど、家族旅行を快適に彩る装備を標準装備。
乗車定員は5名、就寝人数4人を実現し、水を使わない先進のウォーターレストイレ「clesana(クレサナ)」を搭載するマルチルームを備えることで、長旅でも快適に過ごすことができます。
搭載エンジンは、最高出力180hp、最大トルク450Nmを発生させる2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボで、8速ATと組み合わせます。
そのほか、FFヒーターやステンレスシンクと給排水タンク、70Lの冷凍冷蔵庫、電子レンジ、鉛サブバッテリー、充電システムなども標準となり、オプションで車室用エアコン(クールコンプシステム)やリチウムイオンサブバッテリー、TVシステム、ソーラーシステムなどでアップデートすることも可能。
また低床なデュカトということで、室内高は1880mmを誇り、室内でもストレスフリーで移動することができる室内空間が確保されているのです。
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新型ブルージュの車両価格(消費税込み)は1474万円です。
ここまで充実した装備を備えながらも、トイファクトリーが手掛けるL3H2ベースのキャンピングカーとしては最安値となっているので、まさにファミリーユースにぴったりの1台といえるのではないでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。




































































































