2025年5月22日、スバルはスポーツカー「BRZ」の新たな一部改良モデルを発表しました。今回の改良を受け、ユーザーからも様々な反響が寄せられています。

　BRZは、トヨタとの共同開発によって誕生したFRスポーツカーで、初代モデルは2012年に登場しました。トヨタでは「86（ハチロク）」として展開されています。

　水平対向エンジンと後輪駆動の組み合わせという独自の構造を採用しており、“誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー”を目指して開発されました。

　現行の2代目モデルは2021年に登場し、2.4リッター水平対向エンジンを搭載。軽量で剛性の高いボディや、シャープなハンドリングが大きな魅力となっています。

　86がより軽快な動きを重視しているのに対し、BRZは安定性に優れた操縦感覚が特徴で、両車で異なる走りの“味わい”を楽しむことができます。

　今回の主な変更ポイントは、エンジンの信頼性向上に向けた機能改善が挙げられます。

　具体的にはエンジンの点火系回路の制御方式が見直され、回路の一部に異常が発生した場合、関連する気筒のみを停止し、エンジン全体が止まらないようにする仕組みが導入されています。

　点火系回路に対する信頼性向上の措置が施されたことにより、万が一走行中にトラブルが起きた場合でも、安全な場所まで自走できるようになっており、ドライバーにとっては、一層安心感が高まったといえます。

　外観や主要スペックに変更は見られませんが、こうした目立たない部分での進化が確実に行われています。

　そんなBRZについて、ユーザーからは「初心者からベテラン、老若男女問わず気軽に乗れるスポーツカー」「クルマの楽しみを十分に味わうことが出来ると思います」「本当にかっこいいクルマ」といった声が寄せられています。

　なお、車両本体価格（税込）は、372万2400円から381万7000円で、これまでのモデルと同水準に設定されています。