日産新型「リーフ」の進化がスゴイ!「実用性×空力」にこだわり抜いたボディを採用! ピラー傾斜「17度」に込められた日産のこだわりとは
2025年6月に日産は3代目となる新型モデル「リーフ」を発表しました。ハッチバックからクーペSUVへと大胆な変貌を遂げましたが、そのボディスタイルは空力のこだわりが現れたものとなっています。
空気抵抗的に最も優れたアングルを採用!
2025年6月に3代目となる新型モデルが発表された「リーフ」。
ハッチバックからクーペSUVへと大胆な変貌を遂げましたが、そのボディスタイルは空力のこだわりが現れたものとなっています。
新型リーフの空力的なこだわりに注目してみました。

リーフのデザインテーマの1つに「スーパーエアロ」という言葉があります。
これは、空力性能を極めた形をデザインに落とし込むというものです。
新型リーフのエクステリアデザインは、「空力性能を優先して行き着いた結果」という側面もあるそうです。
それを表しているのが空気抵抗係数(Cd値)です。ヨーロッパ仕様ではCd値0.25となっていて、この数値はクラストップレベルの数値となっています。
ファストバックシルエットを持つクーペSUVというスタイルは、乗用車として市場から求められる室内空間を確保しながらも、優れた空力性能を実現するために行き着いた形です。
特に日産がこだわっているのがCピラーの傾斜で、空気抵抗的に最も優れたアングルと言われる、17度に設定されています。なお、日産はこの17度をマジックナンバーと呼んでいるのだそうです。
そして、シーリング性が高められたグリルシャッターやフラット形状のドアハンドルなど、空気抵抗にこだわっているとすぐに見て分かるポイントがエクステリアには多く存在しています。
しかし、日産の技術的こだわりが強く見えるのが車体下部です。
車体下部はフラットフロアカバーで覆われており、下部のフラット率は95%にまで高められているとのこと。
サイドのジャッキポイントもカバーで覆われていて、空力へのこだわりが感じられます。
なお、ジャッキポイントのカバーは脱着式となっていて、整備性も配慮しています。
空力への細部のこだわりを見てみると、その力の入れ具合は正にスポーツモデル並みと言えます。
随所に遊び心も散りばめられていますが、新型リーフのエクステリアデザインは正に機能美溢れるデザインです。
新型リーフが発売開始されてディーラーなどで実車を見る機会があれば、空力的なこだわりを意識して細部を見て欲しい1台となっています。
Writer: 西川昇吾
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。




































































