トヨタが新型「超スゴいスーパーマシン」世界初公開! ロングノーズ&巨大ウイングに注目!? 仕様異なる「TOYOTA GT」が同時に激走!? 英国GOODWOODで披露、特徴は?
トヨタは英国のスピードの祭典「GOODWOOD」で新型スポーツ「TOYOTA GT Concept」とそれをベースにFIA GT3カテゴリーへの参戦を目指して開発中の「TOYOTA GT Racing Concept」を世界初公開しました。全長約1.9kmのヒルクライムコースを駆け抜けています。
新型スポーツ「TOYOTA GT Concept」と「TOYOTA GT Racing Concept」を世界初公開
トヨタは2025年7月10日に英国で開催されたスピードの祭典「GOODWOOD」で新型スポーツ「TOYOTA GT Concept」とそれをベースにFIA GT3カテゴリーへの参戦を目指して開発中の「TOYOTA GT Racing Concept」を世界初公開しました。

かねてから開発が進んでいたこのモデル。遡れば「東京オートサロン2022」で「GR GT3 Concept」を発表していました。
この際、TOYOTA GAZOO Racingは次のようにアナウンスしています。
「モータースポーツ業界をサステナブルにしていくために、カスタマーモータースポーツ活動の取り組みをさらに加速させます。
ドライバーファーストのクルマづくりを推進し、カスタマーモータースポーツの最高峰であるGT3のお客様に選んでいただけるような魅力的なクルマをご提供したいという思いで『GR GT3 Concept』を発表しました。
今後は、GRヤリス同様モータースポーツ用の車両を市販化する、という逆転の発想で、TGRがモータースポーツの現場で得た知見、磨いてきた技術をGT3車両開発だけではなく量販車開発でも生かし、『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』をさらに推進していきます」
当時公開されたボディサイズは、全長4590mm×全幅2040mm×全高1140mm、ホイールベース2725mm。
今回お披露目されたモデルはそれに近しいサイズとなると見られます。
そもそも「GT3」というカテゴリーは、2005年にヨーロッパでGTカーレースを主催していたSROという組織が立ち上げたもの。
GT3車両の特徴は、自動車メーカー(その直系チューナーも含む)が製造し、それチームやオーナーに販売し、その後のメンテナンスも自動車メーカーが行うというものです。
車体やベースとなる市販車のモノニックを用いますが、パワーユニット自体には厳密な規制は定められていません。
現在のGT3カテゴリには、レクサス「RC F GT3」が展開されていますが、2015年デビューということもあり、後継となるモデルの登場が期待されていました。
話を「TOYOTA GT Racing Concept」に戻しますが、前述のように市販車をベースとすることから、「RC F GT3」と「RC F」のような関係性のあるモデルとして、公道走行可能(ロードカー)も展開されます。
それが同時にお披露目された「TOYOTA GT Concept」。
公開されている写真や動画を見る限り、フォグランプの有無、ドアミラー形状、サイドの張り出し、リアデュフューザーの違い、大きなウイングの有無など見た目だけでも違いは多いです。
また気になるのは心臓部。それぞれにどのようなパワーユニットが搭載されるのか。
そして、どのブランドから登場するのか。という点も注目です。
トヨタには、「TOYOTA」「TOYOTA GAZOO Racing」「LEXUS」というブランドが存在します。
モータースポーツという点ではTOYOTA GAZOO Racingですが、レクサスもRC F GT3を展開していました。
そうしたことから、GT3ではカテゴリに応じて両ブランドで展開、ロードカーはかねてより噂されるレクサス「LFA」の後継として展開される可能性も有り得そうです。
どちらにせよ、GOODWOODで「TOYOTA GT Concept」と「TOYOTA GT Racing Concept」がお披露目されたということは近い将来、正式な発表が控えていると言えます。




























































