トヨタ「新クラウン」がスゴい! 全長5mの「正統派FRセダン」に“マットな黒すぎ”カラー採用! 「Z“THE LIMITED-MATTE METAL”」販売店でも話題に!
トヨタのフラッグシップセダン「クラウン」に、特別な仕様のモデルが追加されました。販売店にはどのような反響が届いているのでしょうか。
トヨタ「新クラウン」がスゴい!
2025年6月2日、トヨタは「クラウン セダン」の特別仕様車「Z “THE LIMITED-MATTE METAL”(以下、リミテッドマットメタル)」を発売しました。

クラウンは1955年に初代モデルがデビューして以来、日本の高級セダンの象徴として長年にわたり支持されてきました。
長年トヨタの伝統的なセダンとして君臨してきたクラウンですが、2022年に登場した16代目モデル(現行)は、従来のイメージを覆すクロスオーバーSUVとして投入されるなど、大きな転換期を迎えています
2023年には“正統派セダン”として再定義された現行クラウン セダンが加わりました。
クラウン セダンのボディサイズは全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mmで、ホイールベースは3000mmです。
今回設定された特別仕様車のリミテッドマットメタルは、「Z」グレードをベースに仕立てられており、全国6カ所の「THE CROWN」専売拠点でのみ取り扱われる数量限定のモデル。
ベース車の堂々としたシルエットに加え、今回の特別仕様では外装色に「マットメタル」が採用されました。
このマットブラックの専用カラーには見た目の美しさと日常的な扱いやすさを両立する「TMコート」が施されており、ツヤ無し塗装でありながら高い防汚性と清掃性を実現。
さらにフロントグリルやフェンダー部などには漆黒メッキ加飾が与えられ、標準仕様とは一線を画す存在感を放っています。
ホイールは20インチマットブラック塗装アルミを装着し、足元からもスポーティさと重厚さが感じられます。
室内には「ブラックラスター」の内装色が選ばれ、インストルメントパネルやセンターコンソール、ドアトリムには杢目調パネルを採用。
各箇所に専用のレーザー加飾が施されることで、限定モデルならではの特別感が引き立てられています。
加えて、プレミアムナッパ本革のシートやリフレッシュシート機能、リアパワーシート、ヘッドレストピローなどを備え、快適性とおもてなしの心を両立した仕様としました。
パワートユニットは、2.5リッターマルチステージハイブリッドシステム(HEV)と、燃料電池ユニット(FCEV)の2種類が用意されています。いずれもFR(後輪)駆動で、快適かつダイナミックな走行フィールを提供します。
なお、FCEV車では3本の高圧水素タンクを搭載し、一充填あたり約820kmの航続距離を実現しました。
先進安全装備についても抜かりはなく、「トヨタセーフティセンス」による歩行者・自転車・二輪車の検知機能付プリクラッシュセーフティがついています。
また、渋滞時運転支援「アドバンストドライブ」など、多数の運転支援機能が搭載されており、高い安全性を確保しました。
加えて、電動リアサンシェードやパノラマルーフ(メーカーオプション)といった快適装備も充実しており、高級セダンとしての品格も感じさせる特別仕様車となっています。
クラウン セダンの特別仕様車 リミテッドマットメタルについて、販売店ではどのような反応が寄せられているのでしょうか。
関東圏の販売店担当者は次のように話します。
「既存のクラウンオーナーからの反響を多数いただいています。中でもやはり、マットメタルのボディカラーに強い関心が集まっており『特別感が際立っている』『人と被らないのが良い』と好評です。
販売エリアが限定されている分、所有満足度の高さが魅力と映っているようです」
一方、関西の販売店担当者は次のように話します。
「クラウンのラグジュアリー路線を待っていたお客様からの反応が良く、『このインテリアがいい』と店舗に足を運ばれる方が多いです。
さらには、『レクサス LSを考えていたが、こっちが本命かも』というお声もあり、乗り換え候補として注目されています。
月間の販売台数には制限がございますが、合計での生産台数に上限は設けられておりません」
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クラウン セダンの特別仕様車 リミテッドマットメタルは、装備の充実度、外装の個性、パワートレーンの選択肢といったあらゆる要素において、クラウンを体現する一台です。
限られた場でのみ出会えるこのモデルは、自らの美意識に応える1台を求めるユーザーにこそふさわしい特別仕様車と言えるかもしれません。
価格(消費税込)は、HEVが810万円、FCEV車が910万円です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。


































































