マツダが「新型CX-5」を世界初公開! 9年ぶり全面刷新で「マツダの世界戦略モデル」はどう進化? 全長4.7m“手頃”サイズに「新開発の低燃費エンジン」搭載へ! 25年末から発売
マツダは新型「CX-5」を欧州で世界初公開しました。2025年末から順次各市場で発売する予定です。一体どのようなクルマなのでしょうか。
9年ぶり全面刷新で「新開発エンジン」採用 時代に即した進化を実施
マツダは2025年7月10日、新型「CX-5」を欧州で世界初公開しました。2025年末の欧州投入を皮切りに、2026年中に順次各市場で発売する予定です。
一体どのようなモデルなのでしょうか。

CX-5は、2012年に登場したミディアムサイズSUVの世界戦略モデルです。スポーティで都会的なデザインと、「人馬一体」の俊敏な走り、高い内装の質感を両立しています。
初代は、マツダの共通デザインコンセプト「魂動(こどう)― SOUL of MOTION」デザインを初採用したモデルでもあり、現在まで続く新たなマツダデザインを構築した側面もあります。
以来、世界100以上の国と地域で展開し、グローバルでは累計450万台以上を販売。マツダの現行ラインナップにおける最量販車種に成長し、マツダのビジネスの屋台骨を支える主力商品となっています。
現行型は2016年11月に発表された2代目で、デザイン変更や「SKYACTIV」テクノロジーによる低燃費化と走行性能の強化に加え、最新の先進運転支援システムを搭載。
すでに9年が経過していますが、改良を重ね、現在もマツダの主力モデルを担っています。
そして今回、9年ぶりのフルモデルチェンジを迎え、3代目となった新型が発表されました。
内外装の一新だけでなく、新開発のパワーユニットの採用のほか、通信・アプリケーションの拡充による最新のコネクティッド機能、先進運転支援機能の強化も図り、時代の変化に合わせ、全方位で進化しています。

開発コンセプトは、「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」。
魂動デザイン、人馬一体の走りを継承・深化させ、眺めて触れて乗ることでの歓びと感動を提供しながら、室内空間の広さや使い勝手、乗り心地、静粛性を進化させることにより、日常の多様なシーンにおける快適な移動をサポートするといいます。
ボディサイズ(欧州仕様)は全長4690mm×全幅1860mm×全高1695mmです。
パワートレインは2.5リッター直噴ガソリンエンジン「e-SKYACTIV G 2.5」で、欧州仕様車では最高出力141PS(104kW)、最大トルク238Nmを発揮。
これに6速AT「SKYACTIV-DRIVE」を組み合わせます。駆動方式はFF・4WDを設定しています。
欧州や日本では、燃費向上とスムーズな走りを実現する独自のマイルドハイブリッドの「M ハイブリッド」を搭載します。
さらに、2025年3月に開発が明かされた、燃焼効率のよい新開発低燃費エンジン「SKYACTIV-Z」は、マツダ独自の新ハイブリッドシステムと組み合わせ、2027年中に導入予定としています。
ヒューマンマシン・インターフェースでは、マツダ車として初めてGoogleアシスタントを搭載。12.9インチまたは15.6インチのセンターディスプレイと合わせて、コネクティッド機能とユーザビリティの大幅な強化を図りました。
このほかの詳細などは、2025年12月の発売時期付近で発表されるとみられます。価格はドイツ仕様では3万4500ユーロ(約592万円)からの予定です。
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マツダでは、今回の発表とともに公式YouTubeで新型CX-5を紹介する動画を公開。開発主査の山口 浩一郎氏は、動画内で以下のように話しています。
「CX-5は、SKYACTIV技術と魂動デザインを全面採用した初めての商品として、2012年の発売以来、世界100以上の国と地域、450万を超えるお客さまに愛されてきました。
その新型を開発するにあたり、さらに愛される存在になるため、新時代の環境・安全性能に対応しつつ、マツダのクルマ造りの思想を進化させた上、日常の使い勝手に徹底してこだわった、マツダにしかできないSUVを目指しました。
開発コンセプトは『新世代エモーショナル・デイリー コンフォート』。
エモーショナルは眺めて触れて乗ることで喜びと感動を提供。魂動デザイン、人馬一体の走りといった、マツダの哲学を進化させました。
デイリーコンフォートは多様なシーンでの快適な移動提供、他性能と両立の難しかった領域をブレイクスルーし、大きく向上させました。
新世代価値は新しい体験を提供。マツダ初の一新したHMI(ヒューマンマシン・インターフェース)やコネクティビティ、ADAS(先進運転支援システム)を既存価値の上に重ね、安心・安全、かつ快適で、楽しい移動体験を提供します。
これら3つの価値を高い次元でまとめあげました」












































































